そんなことより

ゲームの話とか全然関係ない話とか

軽い気持ちでドキドキ文芸部!をプレイしたらエライ目に遭った

今回はちょっと変わったゲームを紹介するよ。(ネタバレあり)

(Steam公式ページ)

(非公式日本語化パッチ)

steamcommunity.com

 

正式タイトルは「Doki Doki Literature Club!」だけど、日本ではドキドキ文芸部と呼ばれてるらしい。

タイトル画面を見て貰えばわかる通り、可愛い女の子が出てくるビジュアルノベル……ではない。

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幼馴染のサヨリに誘われて文芸部に入ることになった主人公は、モニカ、ナツキ、ユリとともに間近に迫った文化祭を目指して活動することになる…というギャルゲーによくありそうなストーリー。

ヒロインたちは全員初日から主人公にあからさまな好意を持っている。人生イージーモードかよ。

選択肢もあるが、文芸部は毎日自分が書いた詩を見せ合うという(恥ずかしい)活動をしていて、好みの単語を選んで詩を作ると該当の女の子の好感度が上がり、イベントが発生する。

一見どこにでもある普通のギャルゲー。

しかし、Steamページには「精神的恐怖」のタグがつけられており、Wikipediaでは「サイコロジカルホラー」とジャンルづけされている。ゲームを起動すると「このゲームには子供に相応しくない内容、または刺激の強い表現が含まれています」との一文が……。

とはいえ、1周目は詩の内容や、ユリとナツキの喧嘩など、所々に不穏な要素が散りばめられてはいるものの、ホラーな展開はやってこない。安心して目当ての女の子とイチャイチャしよう。

しかし1周目のラストは…………。

 

周回プレイによってストーリーに変化が生まれる仕掛けになっており、2周目以降は地獄のホラー祭りとなる。

とはいえ、グロ、残酷描写はあまりなく、メタフィクション的な部分を利用したびっくり系が多い。

驚かし方は多岐にわたり、BGMのテンポを変えたり不協和音を混ぜる、キャラクターの画像がバグる、本来のセリフを別のものに書き換える……どれも突然挿入される演出なので、どうしても驚いてしまう。バグのような演出にはランダム要素もあり、必ず起こるわけではないところが、プレイヤーに心の準備をさせてくれない意地悪さを感じる。

私は2周目でナツキルートに行こうと思ってたら強制的にユリルートに行ってしまう仕様のせいで、ナツキに責められるときが本当に怖かった。

ユリは逆にヤンデレらしいヤンデレなので、若干見慣れてる感があってそこまで怖くはなかった(演出にはびびったけど)

 

また、このゲームには別の怖さも存在する。

それは各ヒロインたちが"女"の部分を見せてくるところだ。それも悪いカタチで。

ユリとナツキの口喧嘩はその代表的なシーンだろう。

1周目では早い段階でサヨリが止めに入り、大した騒ぎにはならないが、2周目は止められる人間がいないためどんどんヒートアップ。とてもじゃないが、主人公には聞かせられない。聞いてるけど。

お互いのマウントの取り合いが実に女らしいやりとりだ。

普通のギャルゲーでは、ヒロイン同士の喧嘩などかわいいものであることが多い(と思う)子供がお気に入りのおもちゃの取り合いをするようなものだ。

ドロドロとした喧嘩シーンを取り入れるゲームもあるとは思うが、ドキドキ文芸部のそれとはやはり違う。ただの男の取り合いだけではない。女の羨望と嫉妬、優越と劣等が入り混じり妙にリアルだ。あまりにもリアルだ。

特にユリが顕著で、ところどころで自分をわざと弱く見せて主人公に媚び、他の女の子(ライバル)の前で主人公は自分の味方だと声高にアピールする。同性に嫌われそうなタイプである。

まあ、私は女のドロドロしたやり取り好きなんだけどね。

 

そして、このゲームのもう1つのやばいところは主人公が割とクズであること。

幼馴染のサヨリから重度のうつ病であることを告白され、彼女を支えてあげようと誓った数分後に他の女とイチャつき、挙げ句の果てにはキス未遂。しかもサヨリに目撃される。

その後の選択肢次第ではサヨリに告白する。どの口で。

それなのに次の日にはすっかり忘れて、不安定なサヨリを置いて1人で登校してしまう。そしてサヨリの死を目撃してようやく後悔するのだ。

言動と行動が全く合っていない。ヒロインはプログラムとはいえこんな奴を好きになってはいけない。

まあ、モニカが恋をしたのはプレイヤー自身だが。

 

ネガティブなことばかり書いたが、これらは全て悪いことではない。

むしろゲームを彩る重要な要素だ。ドキドキ文芸部!は単なるホラーゲームではない。

このゲームは恋愛が主題で、しかも純愛モノだ。

主人公を怖がらせるのが彼女たちの目的では決してない。彼女たちの行動原理は皆恋心によるものだ。ゲームをプレイしてもらえればその意味がわかるだろう。

そしてぜひ文芸部のみんなを好きになってほしい。

このゲームはとにかく細部まで作り込まれている。にもかかわらず、無料で公開しているのだから驚きだ。

言語は英語のみだが、非公式で日本語化パッチがある。翻訳もしっかりしているし、パッチ導入も至って簡単。
プレイ時間も3時間程度なので、連休の暇な時間にぴったりだ。

ホラーが苦手でなければ文芸部のいろんな女の子と親しくなってみyyyyyう

 

 やっぱりいろんな子と仲良くなるなんて良くないよね。モニカとだけ仲良くすればいい。

モニカだけ。

 

Just Monika.

 

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地球に適応できないタイプの人類です

完全にどうでもいい話だけど、私は見た目や言動に似合わずとても繊細だ。

 

どういう部分が繊細かというと、まず潔癖症で他人が触ったものが苦手。

もちろん自分の体を気安く触られるのは同性であっても嫌。

心許せる仲ならいいけど、小学生時代に女の子のクラスメイトが手を繋いできたので思わず振り払ったことがあった。

小さな音や気配に敏感。おかげで超寝つきが悪い。

カフェインを摂ると動悸が止まらなくなる。やばい。

血のついた肉とかホルモン系が食べられない。

アレルギー性鼻炎持ちで、いつもティッシュを持ち歩いてる。

去年本格的にスギの花粉症を発症。

アトピー持ちで皮膚が敏感+乾燥肌。

さらに金属アレルギー。もう地球で生きていくのが困難なレベル。星外に出たい。

 

それでね、この間ピアス開けたんすよ。

ピアスは高校生くらいの時に開けたことがあったけど、金属アレルギーが出てすぐつけるのをやめた。

しかし、十数年後の今、諦めきれずにピアスに挑戦した。

前回の反省を活かしてチタン製のピアッサーでピアスを開けた。

特に症状は出ず、1ヶ月後にうきうきでチタン製の普通のピアスを購入してつけた。

 

耳だけじゃなく顔全体にアレルギー症状が出た

絶望だよ!!!

 

ならば、サージカルステンレスならどうだ!と細めのボディピアスをつけた。悪化した。

2回も皮膚科行く羽目になったわ。

なんだ?死ぬのか???私はピアスをつけると死ぬ体質なのか?????

 

実を言うとサージカルステンレスやチタンが悪いわけじゃなかった(多分)

耳に当たるこの部分がアレルギーを引き起こしていたようだ。

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(ひどい画像)

どっちにしろだよ。

っていうかここもチタンにしとけや。

ちなみにピアスだけではなくネックレスもダメだし、腕時計も金具でかぶれる。ヘアカラーも染める時の体調が悪いとアレルギーが出る。

私はおしゃれをすると死ぬのだろうか。

でも私はなんとか死なない程度におしゃれを楽しみたい。髪を染めたい。アクセサリーをつけたい。

悲しみにくれた私は樹脂ピアスのパーツを購入し、全てのピアスに付け替えた。手芸が趣味でよかった。

しかし、樹脂ピアスもモチーフの裏側まで樹脂でカバーされているものでなくてはならない。

なのでもっぱらフック式の樹脂ピアスのパーツを使っている。めんどくせぇ。

それでも私は諦めない。おしゃれとは命がけである。

 

みんなも死なない程度におしゃれを楽しもう!

 

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全人類が「テニスの王子様」を読むべき理由

テニスの王子様という漫画は、なにかと話題になることが多い。

まとめサイトとかTwitterとかで衝撃的なコマを見て「?」となった人も多いんじゃないだろうか?

そういう意味でも有名なおかげで、知っている人が多い漫画だと思う。

 

でも意外にちゃんと読んでる人って少ないんじゃない?

 

私も国民的漫画であるONE PIECEは飛び飛びにアニメや原作を観てるせいで断片的にしか知らない。

有名な漫画ほど「少しは知ってるけどちゃんと読んだことがない」人の比率が高いんじゃないだろうか。

しかし、それではもったいない。こんなに最高な漫画は他にないのだから。

 

テニスの王子様が最高な理由を挙げていく。

 

試合が熱い

テニプリの試合って「ワシの波動球は108式まであるぞ」とか「半分やんけ!」とか「避けらんねぇ!」みたいな衝撃的なシーンばかりが取り上げられがちだ。

それは認める。確かにセリフも技もおかしすぎる。

テニプリファンなら変な技とか展開には慣れてるんでしょ?」と思われるかもしれないが、普通に言葉を失う。

しかし、実際に最初から漫画を読んでいるとどれも熱い試合ばかり。

試合中のキャラの心情、試合にかける情熱、かっこいい技、

読み終わったあとには変な技のことは全て忘れて「いい試合だった…」とつぶやくことだろう。

何気に試合の勝ち負けや展開が予想しづらいのも魅力だ。

全国大会の千歳、財前VS手塚、乾とか展開の予想できた人いなかったんじゃない?いたらすごいけど。

関東大会の手塚VS跡部とか関東大会決勝の乾VS柳とか新テニの跡部・仁王VS越智・毛利とか好きな試合はいっぱいある。

どれも熱くて最高の試合だ。意外と変な技は気にならないぞ!

 

ギャグが面白い

「知ってるわ!」と思われるかもしれないが、聞いてほしい。

ネットでただ該当のコマだけを切り取った画像を見ただけでは面白さの三分の一も伝わっていない。純情な感情は空回り。

前後のシーンや、そのキャラの性格などを知っているとさらに面白いのだ。

私は新テニのデューク渡邊の「プ…レ…イ…ボ…ォォォォ…ル」が面白すぎて、3日間漫画を開けなくなった。マジで。

ギャグシーンも面白いがギャグのつもりで描いていないシーンもなぜか面白い(もしかしたら許斐先生は狙って描いているのかもしれないけど)

しかもめちゃくちゃ熱いシーンの直後にぶち込んでくるから怖い。油断できない。油断せずにいこう。

 

キャラがたくさんいる

テニプリ、新テニプリのすべてのキャラクター(名前や設定がちゃんとあるキャラに限る)を合わせると300人くらいはいるのではないだろうか。

数えた事ないけど。でも多分いる。

それだけたくさんのキャラクターがいるのだから、推しが見つからないわけがない。

しかも一回も試合描写ないキャラにもしっかりプロフィールがあり、身長体重から好きなタイプ、得意な教科、父親の職業(?)までファンブックには書かれている。大事なのかその情報は。

ヒール的な立ち位置のキャラも、プロフィールを見れば思わず好きになってしまう情報が載っている。

どこかには琴線に触れるキャラクターがいるはずだ。

まあ、そのキャラクターが活躍し続けるとは言ってないけど…。

 

越前リョーマが"少年漫画らしい"主人公ではない

少年漫画といえば、凡人が努力と根性で、天才のライバルを追い抜いていく…というストーリーが王道だと思う。

しかし、越前リョーマは違う。

彼は世界でも有名な天才プレーヤー越前南次郎の息子で、自身も幼い頃からテニスに触れてきた、言わばサラブレッドである。

第1話の時点でテニスがめちゃくちゃ上手い。

そんなリョーマのライバルは手塚でも不二でも亜久津でも赤也でも跡部でも真田でも金太郎でも幸村でもない。

越前南次郎だ。

リョーマがテニスを始めたその瞬間から立ちふさがり続ける最大の壁である。そこが普通の主人公と違うところだ。

設定もさることながら、クソ生意気な決めゼリフ「まだまだだね」をはじめとして、まるでライバルキャラのような性格をしている。

それもそのはず、漫画の構想段階では主人公は金太郎で、リョーマはそのライバル役の予定だった。

リョーマの所属する青春学園中等部テニス部も、全国大会出場には至っていないが、毎年関東大会で好成績を残す強豪校だ。

すでにめちゃくちゃ強い手塚が部長にいるし、天才不二周助もいる、ダブルスの穴を埋める大石・菊丸のゴールデンペアもいる。最初から強いのだ。

普通少年漫画ならこういう学校は舞台にしない。

不動峰のような、虐げられ、ドン底からのし上がるのがセオリーだ。

そのセオリーをあえてずらすことによって新鮮な印象が与えられるいい設定だと思う。

 

作者がテニス経験者である

経験者どころか、インストラクターの経験もあるからめちゃ上手い。

普通知ってる物事を題材にする場合、自分の中の常識に囚われてぶっ飛んだ内容にできないものだ。よく言えばリアリティがあるということでもある。

許斐先生はテニスをよく知った上でルール無用の残虐ファイトを描けるのがすごい。

でもちゃんとテニスになってる。だってテニス知ってて読むと何倍も面白いもん。

ちなみに私はテニプリ読んでテニスに詳しくなりました(技がルール違反かどうか逐一調べてた)

 

要約すると、天才が描いてるんだから面白いに決まってるだろ!ということです。

今すぐAmazonで全巻買って!無理ならネカフェで読んで!

 

ちなみに私の応援している学校は六角中だけど、活躍はおろか漫画内に登場すら滅多にしないよ。泣いてない。

 

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今更ながら実写映画鋼の錬金術師の感想を語る

いやマジで今更ですけどね。前にハガレンの記事(鋼の錬金術師(09年版)を全部観て死ぬほど泣いた - そんなことより)を書いた流れもあるし、スマホのメモに映画の感想が残っていたのでせっかくだから書きます。

 

※好き放題書くけど苦情は受け付けないよ!

 

あの名作鋼の錬金術師実写化ということで、公開前から何かと話題になった。(主に悪い意味で)

試写会であまりの出来に号泣したファンがいただの、監督が悪い感想は書かないように呼びかけただのという噂もあり、もうめちゃくちゃだった。原作ファンは決して観てはいけないとまで言われていた。

私はハガレンが好きだったが、話題になりすぎてて逆に観たくなった。

それに、観てもないのにあれこれ語るのは私のポリシーに反する。というわけで、公開から数日後、1人で映画館へ。

ちなみにハガレンファンの友人を「一緒に1800円をドブに捨てに行こうぜ!」と誘ったが普通に断られた。泣きそう。

まだ特典の0巻が配られていた。むしろこれのために来た感はある。

映画館は公開直後なのにあまり混んではいなかった。大丈夫なのか。

 

期待しないで観たため、かなりハードルが低くなってはいるものの、出来は悪くはなかった。

が、決してよくもなかった。

クソ映画とまでは言えないが、面白いかと言われると微妙だし、笑いにするにも微妙だ。なんていうか、とにかくいろいろと微妙だった。

以下、細かくいいところと悪いところを書いていく。

 

*キャストについて

公開前にキャストに関して「日本人キャストなんてありえない!」という意見を多く見たが、私はそこらへんは仕方ないと思っている。

外国人キャストを集めてハガレンのセリフを違和感なく言わせられるのだろうか?それとも字幕なのか?字幕じゃ迫力出ないだろう。それとも吹き替え?それアニメでよくない?

日本人が演じるのに違和感があるかもしれないが、外国人でも違和感はあると思う。

あと見た目に関して、ウィンリィを茶髪にしたことに批判が集まっていたが、私はこれに関しては肯定派である。

だってキャスト全員金髪似合ってないんだもん。

エドホークアイ中尉も金髪だけ浮いてて変。エルリック兄弟の幼少期は完全にギャグ。

だったらいっそ明るめの茶髪にした方が馴染んで良かったのではないだろうか…。

エルリック兄弟の金髪金眼は作中で意味がある要素なので改変すべきではないかもしれないが、改変なんて今更だし、見た目の違和感が拭えるならその方がマシだと思う。

配役は演技がよければなんでもいい…と思っていたが肝心の演技は良くなかった。

特にウィンリィは後述の性格改変も相まってとにかくひどい。誰も本田翼に演技指導をしなかったのだろうか?本田翼が演技素人ならちゃんと指導すればいいものを…あまりにひどい。これは別人と思うことにする。

もちろんいい演技をする役者もいる。大泉洋はポスターに写っている時点ではただの大泉洋だったが、映画の中ではちゃんとタッカーだった。見た目は大泉洋だけど。

 

◇話はまとまっている

作中の要素を少しずつつまみ食いしているようなストーリーだが、それぞれの話の繋ぎ方が上手く、案外違和感はない。

ヒューズ中佐殺害の容疑者がマスタング大佐で逃亡しつつ調査とか、アルが真理を思い出すための催眠療法中にタッカーに唆されて造られた存在だと思い込むところとかはなかなか良かったと思う。

 

○アルはいい

アルのCGでの再現度は◎。

声も少年らしさが残っていて違和感なかった。

しかし、そんなアルも妙に出番が少ない。CGに金がかかるのか?

 

◆ショボすぎる小道具と衣装

衣装はポスター見た段階からコスプレイベント感が漂っていたが、実際見るとやっぱりきつい。

衣装が妙に綺麗すぎるせいだろうか。着倒した感がないので、衣装だけ浮いている。

あとTwitterで話題になってたが、明らかに日本の公園でロケするのはやめてくれ。

アルが催眠療法で布団に寝かされるところ、シーツがおろしたてみたいに綺麗で鎧との対比ですごい笑った。催眠療法ってだけで面白いのに。

物語の重要なキーとなる「賢者の石」がどう見てもおもちゃにしか見えない。またはあめ玉。

「あー昔レジンであーいうの作ったなぁ」と思いながら観てた。アクリルかなんかで作ってるよね?もっとこう…人の命を使って作られてるんだから、生々しい赤さとか…妖しい輝きとか…ねえ?

母親の墓が風が吹いたら飛んで行きそう。さては発泡スチロールだなオメー。

 

◆謎の取捨選択

後半の人形兵のくだりとかいる?壮大に出てきた割に知らん将軍殺して、軍隊に殲滅されて終わった。スカー削るのにここは残すの?

 

■どの層をターゲットにしているかよくわからない

原作ファン…は阿鼻叫喚だったし、原作知らない人向け…なのか?

大人が見ると小道具やセットのショボさばっかりが目につくから、子供が観たら面白いかも…と思っていたが、後半の人形兵とか人間燃やしたりとかやたら気持ち悪いシーンが多い。こんなん子供泣くわ。

ちなみに私の行った映画館では親子向けの上演プログラムになっていた。やめろ。

 

▼長い

案外上手く話をまとめてはいるが…それでもこの内容で2時間は長すぎて飽きる。1時間半くらいに集約できそう。

 

★キャラクターの性格改変

私が特にダメだと感じたのはここだ。なんで無駄に変えたのか意味がわからない。

役者に合わせたのか監督の趣味なのか、とにかく解釈違いだ。

エドに元気さが足りない。怒っても控えめ。

あのノリを実写でやるのは難しいのかもしれないが、チビと言われて「あ?」と返して睨むだけってチンピラじゃないんだから…。(漫画のエドもチンピラ感あるけどあれは元気なチンピラ)

大佐は他人に厳しく融通がきかないキャラになってしまい、原作の女好きでだらしないように見えてしたたかな野心家の面は全くない。

教祖の持っていた偽賢者の石を兄弟の目の前で燃やしてエド連行とか、原作なら絶対にしなさそうだ。こいつにはついて行きたくない。

映画では部下がホークアイ中尉しかいないのも、人望がないせいにしか見えない。っていうかハボックくらいは出しても良さそうなものだが…。

有能といえば有能かもしれないが、愛嬌がない。

ドクターマルコーは強そうすぎる。絶対ホムンクルスの1人や2人は殺れる。

ホークアイ中尉は無能すぎる。すぐ動揺して銃を下ろす。前半は大佐の後ろにいるだけで陰が薄い。

そしてウィンリィ

アニメといい、実写映画といい、なぜメインヒロインは改変の最たる被害者になってしまうのだろうか。

本田翼は可愛い。ウィンリィも可愛い。

でも映画のウィンリィは可愛くない。事あるごとに兄弟に同行しては人質になり足を引っ張りまくる。

エドのことは大好きだが、アルのことはどうでも良さそう。

しゃしゃる、とにかくなにかとしゃしゃってくる。 リゼンブールに帰れ!兄弟の帰る場所だろが!

本田翼の演技が素人なのも相まってとにかくイライラするお邪魔虫になってしまった。

彼女の性格が原作通りなら、全体の評価はもう少し上がる。そのくらいダメだった。

 

☆まとめ★

原作ファンとしては他にも色々ツッコミどころがあるんだけど、そういうの抜きすればそこそこ観れる作品ではある。

ただ、とにかく予算不足をなんとかしてほしい。

お金ないのに実写化映画なんていうお金のかかりそうな作品作るもんじゃないね。

 

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世界観の作り込みが作品の全てではない

昔、有名な少女漫画フルーツバスケットの単行本に読者からの質問を紹介するコーナーがあった。

その中で、こんな質問が寄せられているのを見た(細かい部分はうろ覚え)

「透(ヒロイン)は草摩邸(男3人住まい)に居候してますが、生理の時のトイレはどうしてるんですか?」

対する作者の回答はこうだった。

「1階と2階にトイレがあって2階を専用で使わせてもらってるんだよ。でも漫画でそういうこと気にするのってどうかと思うよ

 

もちろん、フルーツバスケット本編中に透が生理になって〜みたいな話は出てこない。っていうかそんなエピソードを当時の少女漫画でやるわけがない。

作者の言う通り、そんなことは気にしなくていい。

いや正確には、気にしてもいいが、いちいち作者に確認するような話ではない。読者が好きに想像すればいいようなことだ。

例え作者がトイレの設定について何も考えていなかったとしても、全く問題はない。

本編には関係ないし影響しない要素だからだ。

 

鋼の錬金術師の作者、荒川弘は師匠である衛藤ヒロユキに「数値を決めちゃうと自由度が下がる」と教えられたこともあり、登場人物の身長体重誕生日などを詳しく設定していないそうだ。(エドのみ物語に関わるので冬生まれ設定がある)

衛藤ヒロユキ自身も、魔法陣グルグルのアニメ化の際に求められたので仕方なくキャラのプロフィールを決めたが、元々設定していなかったという。

 

作品にとって世界観の作り込みは重要だが、それが全てではない。

例えば、作中で死んだ人間が生き返る、という展開があった場合、なぜそうなったのか、の理由づけは必須である。

「なんか奇跡が起こった」では読者は納得しない。それではただのチープな作品に成り下がってしまう。

そうなるまでの伏線をどこかで仕掛けておかなくてはならない。それも、気づかれないためにこっそり仕掛けすぎると、伏線だと気付いてもらえず唐突な展開だと思われてしまう。この辺りは細かく設定しなくてはならないだろう。

だが、身長や血液型、誕生日の設定は必須ではない。

また、身長や血液型を決めると、逆に世界観と矛盾してしまう場合がある。

例:血液型を正確に診断できる技術があり、それが一般的に広まっていることになる等。

 

作品の余白を自分なりに想像するのも読者の楽しみの1つだと思う。

だが、残念ながら想像力の足りない揚げ足取り多いのも事実。

中世ヨーロッパ"風"のファンタジーものに対して、「中世ヨーロッパに〇〇はない!」とか突っ込むのは無粋だし的外れだ。だってあくまで"風"だし"ファンタジー"だから。

そんな指摘は気にしなくていい。創作は誰にも縛られる必要はない。

書く側も読む側も自由に楽しみたい。

文句を言ってくるやつがいたら頭をレンガブロックでかち割ろう。

 

さて、私はかち割り用のレンガを買いに行ってきます。

 

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第五人格の庭師、医師、弁護士、泥棒の日記の内容をまとめて考察してみた

(2019/2/24)泥棒の日記を追加し、内容をやや修正

第五人格の背景推理を完了させると、それぞれの日記を見ることができる(現在のところ庭師、医師、泥棒、弁護士のみ)

この日記の内容から新たにわかったことがあるので、まとめた上で考察してみた。

 

参考にした動画はこちら↓

 

www.youtube.com

庭師以外は中国版なので日本語訳がやや怪しいが、一応字幕とグーグル翻訳を照らし合わせたので大体は正しい……はず。

 

【庭師の日記1】

・弁護士と泥棒の喧嘩が日に日に激しくなることに頭を悩ませる庭師は、弁護士と泥棒それぞれに仲良くするようお願いしに行く。

・弁護士は泥棒をゴキブリに例えるなどかなり嫌っている様子(お前が言う?)

・泥棒を探しにダイニングへ行くとそこにちょうど到着する医師。あとから泥棒も現れる。

・泥棒は庭師にあからさまに好意を持っている模様(気持ち悪い)しかし、庭師が誘いを断った途端、態度が不穏になる。

・医師は泥棒とは距離を置くように勧める。

中庭にはオオカミナスビ(ベラドンナのこと。有毒植物で、葉表面の油に触れると、かぶれてしまう)が植えられ、その隣には案山子が立っている。

・2人の喧嘩について悩む庭師に、案山子が話しかけてくる。彼(?)は「スケアクロウ」と名乗り、庭師の悩みを聞くという。

・最初は信用しない庭師だが、一応弁護士の要望を泥棒に伝えてほしいとお願いしておく。案山子は快く了承する。しかしその姿を泥棒が物陰から見ていた。

 【庭師の日記2】

・その夜から泥棒と弁護士は喧嘩しなくなったので、庭師は案山子を信用し、頻繁に中庭に通うようになった。

二階の手すりが壊れかけているのを修理しようとしたが、木自体が腐っているため不可能だった。

・案山子との逢瀬を楽しむ庭師。そこへ医師がやってきて案山子を紹介してほしいとお願いされる。

 【庭師の日記3】

・医師と仲良くなったらしい庭師。彼女のことを天使とまで形容する。

・もっと仲良くなるため彼女の部屋へ向かうところで、泥棒が待ち伏せしていた(気持ち悪い)

・再び泥棒の誘いを断る。すると、泥棒の態度が急変し、突然殴りかかってくる(気持ち悪い)

・泥棒は屋敷中を追いかけ回して「案山子より俺のほうが良い恋人のはず」と庭師に迫る(気持ち悪い)が、拒絶される。

【庭師の日記4】 

・次の日泥棒は失踪したらしい。

・荘園の主はみんなを集め、ゲームが始まった。

・庭師は大きなスーツケースに案山子を詰めて一緒にゲームに参加した。だが、案山子が入っているはずのスーツケースからはうめき声が…。(泥棒に似た声)

・庭師は「昔私の世話をしてくれたように」案山子を見捨てないと語りかける。

・医師と弁護士が少し離れたところで会話している。弁護士から医師を引き離したいが、ハンター(復讐者)が近くにいる。

・案山子を運びながらハンターを避けて2人のもとへ。しかし、すでに2人の姿はなく、医療キットが地面に落ちている。

・医師に気づいてもらうため、案山子を燃やそうと考える(なんで?)

・案山子は「ある意味で自分の一部」であるという。(人格的な?)

 

【医師の日記1】

・医師は昔「とある事件」を起こしているようだ。

・罪を償うためにゲームに参加した。彼女」を治したいと思っている。

・泥棒が屋敷内をウロウロして庭師を探し回っている。医師いわく「気持ち悪い」

・泥棒からなんとか逃れた庭師は中庭へ向かう。後を追う医師。

・案山子とイチャイチャする庭師(案山子は無言)

・医師は庭師と仲良くなり、彼女を治療したいと思っているようだ。

【医師の日記2】

「彼女」の精神状態は前より悪くなっているらしい。

・庭師が呼びに来る。泥棒が2階から落ちて怪我をしたらしい。

・庭師は「人の落ちた音」を聞いて駆けつけたらしい。

・医師は2階の手すりを調べる。もともと腐っていた木の手すりに何らかの仕掛けがされていることに気づく。事故ではない?

【医師の日記3】

 ・庭師の「人の落ちた音」という発言と、手すりの細工を怪しく思う医師。

・案山子について話す庭師に案山子を紹介してほしいと頼む。

・道中、庭師からどこの病院で働いていたか尋ねられる。「クリニックを経営していた。たまに精神病院にボランティアへ行った」と答える。

・精神病院でのボランティアについても尋ねられる。病院側から治療の「要求」があったりもするらしい。

・ここへ来た理由を聞かれ「約束を守るため」と答える。昔一人の女の子に必ず治すと約束したが、できなかった。それをずっと後悔しているという。

・案山子はやっぱりしゃべらない。医師は庭師の妄想だと思ってはいるが、話に付き合っている。

・庭師は医師に突然抱きついたり手をつないだりしてくる(百合)

・その様子をのぞき見ていた泥棒が去っていくのに気づく医師。その後ろで庭師が黒い笑みを浮かべていた。

【医師の日記4】

・ゲームが始まる前に泥棒は失踪した。

・エマ……いやリサのためにもゲームに勝とうと決意する。

・ゲーム中に弁護士に話しかけられ、「金ならいくらでもあるが刺激が欲しくて参加したが、危険すぎるので同盟を組もう」と持ちかけられる。(嘘つけ金ないだろ)

・2人で軍需工場内へ。弁護士はこの工場について何かを知っている様子。

・医師はこの工場名に聞き覚えがあった。壁に書かれた「I will find you(お前らを見つけ出す)」というメッセージで、ここが騙された工場長レオ・ベイカーの工場であることを思い出す。

・弁護士の様子が少しおかしい。外になにかあるから見に行ってほしいと頼まれる。

・医師が見に行ってもなにもない。その時、突然復讐者が襲いかかってきた!

 

【弁護士の日記1】

・弁護士は自分からマーシャ(復讐者の元妻)を奪った女を招待客の中から探し出そうとしているらしい。

・どうやら弁護士はもともと泥棒を知っているようだ。「慈善家」ではないことも。だから嫌っているらしい。

・弁護士が食事のために席に着くと、さっきまであった食器セットがまるごとなくなっている。嘲笑する泥棒(腹立つ)こいつの仕業らしい。

・しかたないので、バルブを開けに行く。しかし、その帰りに何者か(仮面をつけた復讐者?)に襲われる。

・これが荘園の主が言っていたルール違反の「懲罰」なのかもしれない。

【弁護士の日記2】

・医師が到着する。弁護士は病院関係者が嫌いらしい。

・弁護士は中庭のベラドンナに触れようとする。そこへ庭師がやってきて、やめたほうがいいと忠告する。しかし、弁護士は構わず葉に触れてしまう。

・弁護士は庭師がなにか企んでると思い、信用していない。

【弁護士の日記3】

・弁護士がベラドンナに触れた場所はかぶれて水疱ができ、3日後には潰瘍になってしまう。

・ダイニングの泥棒の席にブルーベリーパイが置かれてる。

・だがよく見るとブルーベリーではなく、ベラドンナの実(もちろん有毒。死に至ることも)だった。

・誰がこんなことをしたのか突き止めようと、全員に手を見せるように要求する泥棒(触れればかぶれるため。でも医師と庭師手袋したまま…)

・弁護士の手にはかぶれた痕が…。もちろん疑われる。

・しかし、弁護士の症状的に触れてから2日は経っていると医師が指摘。ベラドンナの実は夏場に2日も持たないので、2日前に採ったのならパイには使えない。

・庭師も3日前に中庭で忠告したことを思い出し、その場は疑いは晴れた。しかし犯人はわからずじまい。

【弁護士の日記4】

 ・庭師と医師が会話しているのを物陰から聞く弁護士。

 ・会話の内容は医師の日記3と同じ、どこの病院で働いていたか。弁護士はなにか心あたりがあるようだ。

・弁護士はピッキングして医師の部屋に侵入し、そこで日記を見つける。

・日記には1枚の古い写真が挟まれている。(見えづらいけどおそらくアルファベットでリディア・ジョーンズクリニック"と書いてある)

・弁護士は「ようやく見つけた」と言い、日記の最後には「マーシャ、地獄で会おう」と書いている。

 

【泥棒の日記1】

・泥棒は食卓に用意されている弁護士が見ていない隙に食器を下げる。多分単なる嫌がらせ。

・怒る弁護士に同情する庭師。

・そんな二人を見て、みんなを軽蔑しているような嘘つき(弁護士)に安い同情をしている(庭師)と思っている泥棒。

【泥棒の日記2】

・庭師が案山子に向かって独り言を言っているのを目撃した泥棒。何かを思いついた様子。

・庭師と弁護士が中庭で話している内容を草むらで盗み聞きする。(弁護士日記2の内容)

・泥棒は一旦廊下のクローゼットの中に隠れて二人をやり過ごそうとするが、庭師は気づいている?

・泥棒は再び中庭に戻り、ベラドンナの葉に触れないように、実を採取する。

・”優れた人間”(弁護士のこと)の本当の顔を暴いてやると息巻いている様子。

【泥棒の日記3】

・金は人間のように歩くものだ。金が他人のポケットから常に俺のもとへ歩いて来てくれればいいのに、と思っている泥棒。

・泥棒は階段の上の手すり近くに金貨がおいてあるのを見つける。

・金貨を取ろうとしたとき、手すりが折れて1階に落下してしまう。

・それを目撃していた庭師は医師を呼びに行く。

・泥棒はその間に金貨を再び回収してから医師の治療を受ける。

・富裕層の婦人だけを診る医師が、自分のような下等な人間を診るとは皮肉だな、と感じている(ジョーンズ医師と呼んでいる)弁護士に対する態度といい、階級にかなりのコンプレックスがある様子。

・医師が指名手配されているからかもしれない、とも。

・庭師のおかげだから、恩を返さなければと考える。

【泥棒の日記4】

・体温もなければ話すこともできない案山子に恋をする庭師に必要なのは”本物”の男だと思う泥棒。

・泥棒は案山子の中に入って、庭師を抱きしめる(気持ち悪い)

・庭師は大喜びし、医師も呼んでくると中庭を出ていってしまう。焦る泥棒。

・急いで中庭にあったわらで案山子を直し、草むらへ隠れる。

・医師が来た頃にはもう案山子はただの案山子になっている。

・これでもう庭師は自分の誘いを断らないだろうと確信する泥棒。

明日も同じように(案山子のフリを)やろうと思う。

 

【まとめ】

・復讐者の元妻のマーシャはすでに故人となっている。

・死の原因は医師のようだ(医師の背景推理に出てくる"ある婦人"がマーシャ?)

・弁護士はなんらかの理由で参加者の中にマーシャを殺した犯人がいると思い、ゲームに参加した。(招待状に書いてあったのかも?)

・弁護士は医師の経営していたクリニックの名前から、医師がマーシャを殺した犯人だと断定。ゲーム中に取引を持ちかけるフリをして罠にかけた。(ハンターに襲わせた)

・医師が昔治すと約束して果たせなかった女の子は庭師。

・児童精神病院(元は泥棒の孤児院)にボランティアに行った際、庭師を治療したがその時は治せなかった。(その後逃亡生活になったからかも)

・庭師と再会した医師は案山子と親密そうに話す庭師を見て病は治っていないと思い、今度こそ治そうと決意する。

・泥棒は医師の素性を知っていた。昔孤児院に治療に来たからかも?

・庭師は執拗に迫る泥棒を手すりに細工し、金貨でおびき寄せて二階から落ちるように仕向けた。

・泥棒は庭師と案山子の会話を聞いていたので、願いをかなえるため弁護士と喧嘩しなくなったのかも。(案山子が叶えたわけではない)

・泥棒は庭師の気を引くために、案山子の衣装を着て、案山子になりきった。

・泥棒が「明日も案山子のふりをする」と言った翌日に失踪&庭師がゲームに持ち込んだスーツケースからは泥棒の声がする。つまり中身は泥棒(スーツケースに「昔世話してくれたように」と語りかけている&泥棒の盗み聞きに気づいていた風のある庭師は中身が泥棒だとわかっている?)

ベラドンナの実のパイを作ったのは泥棒?弁護士がベラドンナの葉に触れていたことを知っていて、(手にかぶれた痕が残っているから)疑わせるための自作自演?

 

今後はもう追加されないのかなあ?復讐者視点の日記とかも見たいところ。

 

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ドラゴンクエストビルダーズの思い出

昔の私はMinecraftにハマっていた。

ひたすら山を削って整地したり、モンスターに殺されたり、地中で鉱石を掘っていたら一生出てこれなくなったり、とにかくハマった。

しかし、冒険だけならともかく、本格的に街を作ろうと思うと上手くいかない。

まずセンスがない。悲しいが、街づくりにはセンスが必要だ。

センスだけじゃなく、計画性も必要だ。無計画に適当な場所に家を作って、後々街を作り始めた頃にその家が邪魔になる、という経験は一度や二度ではない。

それにMinecraftでは、表現できない家具や建造物もある。無理やりそれっぽくしたり、適したテクスチャを使ったりすることもできるが、限界はある。大体、その工夫にもセンスが必要なのだ。

 

そこでドラゴンクエストビルダーズだ。

ドラクエMinecraftと言われたこの作品、ストーリーがあり、住民と触れ合え、目的がはっきりしているため、Minecraftは自由度高すぎて何をやったらいいかわからない!という人に是非オススメしたい。

冒険や街づくりの楽しみ以外にも、特定の部屋を作ると、住民がそこで適した行動(キッチンなら料理を作ったり食べたりする、庭なら花の手入れをする)をするため、ドールハウスを眺めるような楽しみ方もできる。そういう部分はどうぶつの森に近いかもしれない。

 

ストーリーは初代ドラゴンクエストでりゅうおうに「わしの味方になれば世界の半分をやろう」と誘われた勇者が「はい」と答え、闇に包まれてしまった世界のその後を描くパラレルワールドだ。

りゅうおうは世界を闇に閉ざし、人間たちから「モノを作る力」を奪う。

それから数百年後、人間はすっかり数を減らし、今や滅びを待つ種族になってしまった。

主人公は大地の精霊ルビスに力を与えられ、「ビルダー」としてものづくりで世界を救う旅に出る……というのが大まかなストーリーになる。

懐かしのモンスターや、おなじみのアイテムなど、初代ドラクエを知っている人はもちろん、知らない人も楽しめるストーリーになっている。ちなみに私は知らない。

 

ストーリーモードは住人のお願いで建物を作るので、センスがなくてもクリアできるし、豊富な家具があるので、簡単にそれっぽい街ができる。

住人のお願い通りに作ると大体同じような街になるが、あえてオリジナリティを出してもいいし、そもそも一回作れば壊してしまっても大丈夫だ。

壁で囲んだだけの簡素な家でもいいし、高い城壁のある要塞にしてもいいし、地下に街を作ってもいい。 

他の住民をボロ小屋に住まわせて自分だけ豪華な部屋に住むのも自由だ。

 

あんまりにもハマりすぎて、ストーリー4周くらいした。

1番好きなのはメルキド編。

土に埋められたロロンドを嫌々助けたり、ピリンに土煮込み料理を食べさせられそうになったり、ロッシに頼まれて工房をグレードアップしたのに工房を使ってくれなかったり、ロロンドを土に埋めたり、建設途中にまほうのたまを置いてしまって住人共々爆破したり、戦闘不能になったロロンドを村の外に捨てに行ったり…いろんな思い出が蘇るね。

自由に街を作れるフリービルドモードは未だに思い出したようにやりたくなっては、センスのなさを再確認し絶望している。

センスのいい街を作っている人は尊敬します。

 

もちろん不満点もある。

視点変更がしづらいとか、接触ダメージがきついとか、低いところしか水が湧かないとか、ロロンドが埋めても埋めても戻ってくるとか。

しかし、そのあたりはドラゴンクエストビルダーズ2で全て改善されるらしいので安心してほしい。あ、ロロンドについては知らんけど。

私はNintendo SwitchPS4も持っていないので、ビルダーズ2のためにNintendo Switchを購入する予定だ。

 

何が言いたいかっていうと、ドラゴンクエストビルダーズ2楽しみだなぁ!

 

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