そんなことより

ゲームの話とか全然関係ない話とか

全人類が「テニスの王子様」を読むべき理由

テニスの王子様という漫画は、なにかと話題になることが多い。

まとめサイトとかTwitterとかで衝撃的なコマを見て「?」となった人も多いんじゃないだろうか?

そういう意味でも有名なおかげで、知っている人が多い漫画だと思う。

 

でも意外にちゃんと読んでる人って少ないんじゃない?

 

私も国民的漫画であるONE PIECEは飛び飛びにアニメや原作を観てるせいで断片的にしか知らない。

有名な漫画ほど「少しは知ってるけどちゃんと読んだことがない」人の比率が高いんじゃないだろうか。

しかし、それではもったいない。こんなに最高な漫画は他にないのだから。

 

テニスの王子様が最高な理由を挙げていく。

 

試合が熱い

テニプリの試合って「ワシの波動球は108式まであるぞ」とか「半分やんけ!」とか「避けらんねぇ!」みたいな衝撃的なシーンばかりが取り上げられがちだ。

それは認める。確かにセリフも技もおかしすぎる。

テニプリファンなら変な技とか展開には慣れてるんでしょ?」と思われるかもしれないが、普通に言葉を失う。

しかし、実際に最初から漫画を読んでいるとどれも熱い試合ばかり。

試合中のキャラの心情、試合にかける情熱、かっこいい技、

読み終わったあとには変な技のことは全て忘れて「いい試合だった…」とつぶやくことだろう。

何気に試合の勝ち負けや展開が予想しづらいのも魅力だ。

全国大会の千歳、財前VS手塚、乾とか展開の予想できた人いなかったんじゃない?いたらすごいけど。

関東大会の手塚VS跡部とか関東大会決勝の乾VS柳とか新テニの跡部・仁王VS越智・毛利とか好きな試合はいっぱいある。

どれも熱くて最高の試合だ。意外と変な技は気にならないぞ!

 

ギャグが面白い

「知ってるわ!」と思われるかもしれないが、聞いてほしい。

ネットでただ該当のコマだけを切り取った画像を見ただけでは面白さの三分の一も伝わっていない。純情な感情は空回り。

前後のシーンや、そのキャラの性格などを知っているとさらに面白いのだ。

私は新テニのデューク渡邊の「プ…レ…イ…ボ…ォォォォ…ル」が面白すぎて、3日間漫画を開けなくなった。マジで。

ギャグシーンも面白いがギャグのつもりで描いていないシーンもなぜか面白い(もしかしたら許斐先生は狙って描いているのかもしれないけど)

しかもめちゃくちゃ熱いシーンの直後にぶち込んでくるから怖い。油断できない。油断せずにいこう。

 

キャラがたくさんいる

テニプリ、新テニプリのすべてのキャラクター(名前や設定がちゃんとあるキャラに限る)を合わせると300人くらいはいるのではないだろうか。

数えた事ないけど。でも多分いる。

それだけたくさんのキャラクターがいるのだから、推しが見つからないわけがない。

しかも一回も試合描写ないキャラにもしっかりプロフィールがあり、身長体重から好きなタイプ、得意な教科、父親の職業(?)までファンブックには書かれている。大事なのかその情報は。

ヒール的な立ち位置のキャラも、プロフィールを見れば思わず好きになってしまう情報が載っている。

どこかには琴線に触れるキャラクターがいるはずだ。

まあ、そのキャラクターが活躍し続けるとは言ってないけど…。

 

越前リョーマが"少年漫画らしい"主人公ではない

少年漫画といえば、凡人が努力と根性で、天才のライバルを追い抜いていく…というストーリーが王道だと思う。

しかし、越前リョーマは違う。

彼は世界でも有名な天才プレーヤー越前南次郎の息子で、自身も幼い頃からテニスに触れてきた、言わばサラブレッドである。

第1話の時点でテニスがめちゃくちゃ上手い。

そんなリョーマのライバルは手塚でも不二でも亜久津でも赤也でも跡部でも真田でも金太郎でも幸村でもない。

越前南次郎だ。

リョーマがテニスを始めたその瞬間から立ちふさがり続ける最大の壁である。そこが普通の主人公と違うところだ。

設定もさることながら、クソ生意気な決めゼリフ「まだまだだね」をはじめとして、まるでライバルキャラのような性格をしている。

それもそのはず、漫画の構想段階では主人公は金太郎で、リョーマはそのライバル役の予定だった。

リョーマの所属する青春学園中等部テニス部も、全国大会出場には至っていないが、毎年関東大会で好成績を残す強豪校だ。

すでにめちゃくちゃ強い手塚が部長にいるし、天才不二周助もいる、ダブルスの穴を埋める大石・菊丸のゴールデンペアもいる。最初から強いのだ。

普通少年漫画ならこういう学校は舞台にしない。

不動峰のような、虐げられ、ドン底からのし上がるのがセオリーだ。

そのセオリーをあえてずらすことによって新鮮な印象が与えられるいい設定だと思う。

 

作者がテニス経験者である

経験者どころか、インストラクターの経験もあるからめちゃ上手い。

普通知ってる物事を題材にする場合、自分の中の常識に囚われてぶっ飛んだ内容にできないものだ。よく言えばリアリティがあるということでもある。

許斐先生はテニスをよく知った上でルール無用の残虐ファイトを描けるのがすごい。

でもちゃんとテニスになってる。だってテニス知ってて読むと何倍も面白いもん。

ちなみに私はテニプリ読んでテニスに詳しくなりました(技がルール違反かどうか逐一調べてた)

 

要約すると、天才が描いてるんだから面白いに決まってるだろ!ということです。

今すぐAmazonで全巻買って!無理ならネカフェで読んで!

 

ちなみに私の応援している学校は六角中だけど、活躍はおろか漫画内に登場すら滅多にしないよ。泣いてない。

 

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