昔の私はMinecraftにハマっていた。
ひたすら山を削って整地したり、モンスターに殺されたり、地中で鉱石を掘っていたら一生出てこれなくなったり、とにかくハマった。
しかし、冒険だけならともかく、本格的に街を作ろうと思うと上手くいかない。
まずセンスがない。悲しいが、街づくりにはセンスが必要だ。
センスだけじゃなく、計画性も必要だ。無計画に適当な場所に家を作って、後々街を作り始めた頃にその家が邪魔になる、という経験は一度や二度ではない。
それにMinecraftでは、表現できない家具や建造物もある。無理やりそれっぽくしたり、適したテクスチャを使ったりすることもできるが、限界はある。大体、その工夫にもセンスが必要なのだ。
そこでドラゴンクエストビルダーズだ。
ドラクエ版Minecraftと言われたこの作品、ストーリーがあり、住民と触れ合え、目的がはっきりしているため、Minecraftは自由度高すぎて何をやったらいいかわからない!という人に是非オススメしたい。
冒険や街づくりの楽しみ以外にも、特定の部屋を作ると、住民がそこで適した行動(キッチンなら料理を作ったり食べたりする、庭なら花の手入れをする)をするため、ドールハウスを眺めるような楽しみ方もできる。そういう部分はどうぶつの森に近いかもしれない。
ストーリーは初代ドラゴンクエストでりゅうおうに「わしの味方になれば世界の半分をやろう」と誘われた勇者が「はい」と答え、闇に包まれてしまった世界のその後を描くパラレルワールドだ。
りゅうおうは世界を闇に閉ざし、人間たちから「モノを作る力」を奪う。
それから数百年後、人間はすっかり数を減らし、今や滅びを待つ種族になってしまった。
主人公は大地の精霊ルビスに力を与えられ、「ビルダー」としてものづくりで世界を救う旅に出る……というのが大まかなストーリーになる。
懐かしのモンスターや、おなじみのアイテムなど、初代ドラクエを知っている人はもちろん、知らない人も楽しめるストーリーになっている。ちなみに私は知らない。
ストーリーモードは住人のお願いで建物を作るので、センスがなくてもクリアできるし、豊富な家具があるので、簡単にそれっぽい街ができる。
住人のお願い通りに作ると大体同じような街になるが、あえてオリジナリティを出してもいいし、そもそも一回作れば壊してしまっても大丈夫だ。
壁で囲んだだけの簡素な家でもいいし、高い城壁のある要塞にしてもいいし、地下に街を作ってもいい。
他の住民をボロ小屋に住まわせて自分だけ豪華な部屋に住むのも自由だ。
あんまりにもハマりすぎて、ストーリー4周くらいした。
1番好きなのはメルキド編。
土に埋められたロロンドを嫌々助けたり、ピリンに土煮込み料理を食べさせられそうになったり、ロッシに頼まれて工房をグレードアップしたのに工房を使ってくれなかったり、ロロンドを土に埋めたり、建設途中にまほうのたまを置いてしまって住人共々爆破したり、戦闘不能になったロロンドを村の外に捨てに行ったり…いろんな思い出が蘇るね。
自由に街を作れるフリービルドモードは未だに思い出したようにやりたくなっては、センスのなさを再確認し絶望している。
センスのいい街を作っている人は尊敬します。
もちろん不満点もある。
視点変更がしづらいとか、接触ダメージがきついとか、低いところしか水が湧かないとか、ロロンドが埋めても埋めても戻ってくるとか。
しかし、そのあたりはドラゴンクエストビルダーズ2で全て改善されるらしいので安心してほしい。あ、ロロンドについては知らんけど。
私はNintendo SwitchもPS4も持っていないので、ビルダーズ2のためにNintendo Switchを購入する予定だ。
何が言いたいかっていうと、ドラゴンクエストビルダーズ2楽しみだなぁ!