HIGH&LOWの映画第6弾にあたる、HIGH&LOW THE WORSTを劇場で観てきたので、あらすじや感想、見どころなどを載せていく。
一応ネタバレはあるけど……この作品においてはネタバレ見たところで面白さに全く影響を与えないと思う。っていうか多分ネタバレ見ても、実際に観ないと意味がわからないと思うので大丈夫。
あらすじ
定時制のいざこざに全日制を巻き込まないというルールを勝手に作った村山に轟が激怒。タイマンになるが村山が勝利し、そのルールが適用されることに。
それをきっかけに全日制は派閥争いの真っ只中となる。そんな鬼邪高校に楓士雄が転校してきたことにより、さらに争いは激化。
同じ頃、違法ドラッグであるレッドラムが鬼邪高校や鳳仙高校で流行り始めていた。
元締めを調査するもなかなか尻尾を掴めずにいたある日、鳳仙高校の生徒が鬼邪高生に襲撃される。また、鬼邪高校でも鳳仙による襲撃が行われていた。
この事件をきっかけに鬼邪高校と鳳仙高校が真っ向からぶつかり合うこととなる。
感想
轟くん人望なさすぎワロタ。
いや、もっとすごいシーンはたくさんあったんだけど、衝撃的すぎて何も覚えていられなくて……。
序盤は「映画の感想絶対ブログに書こ!」って思いながら観てたのに、そのうちエンターテイメントが押し寄せてきて溺れてしまうからもう全ての感想が押し流されるんだよね。
その中でつかんだ藁が轟くんに友達いないという事実だった。取り巻き2人だけって。FF8のサイファーかよ。
この映画の魅力を語ろうにも「とにかくすごい!ヤバイ!かっこいい!」みたいな語彙力になっちゃうんだけど、それも致し方ないと思う。でも頑張って思い出しながら書いていく。
見どころ
・進化し続けるアクションシーン
序盤からラストまで各所でアクションシーンが盛り込まれた本作。
特にたくさんのエキストラを使ってのアクションシーンは圧巻の一言。
素手同士のはずなのにどれもこれも派手に見えるのはなぜ?足の間を滑り抜けるアクションがめちゃくちゃかっこいい。
メインである鳳仙VS鬼邪高につながるカチコミ現場への移動シーンは、大人数なのに静かで緊張感があって、その後のアクションへの期待感が高まった。
ただ、鳳仙の生徒が電車移動なのなんか笑った。電車とか乗るんだ?いや高校生だから乗ってて当たり前なんだけど……高校生???
今回もやっぱり鬼邪高トラックは乱闘に突っ込んでくる。危険運転〜!
・わかりやすく痛快なストーリー
登場人物が多い割に、ストーリーは複雑過ぎないので、最後まで引っかかりなく楽しめる。
ラストにはいろんな問題が解決しているので、観終わった後はスッキリ爽快な気分になれる。
・熱いシーンを盛り上げる名曲たち
普段映画を観るときにBGMを意識して聴くことはほとんどないので、普通に場面に合ったいい感じの音楽が流れてれば特に気に止めることはないんだけど、HiGH&LOWは違う。
曲がかっこよすぎる。一回観ただけの映画なのに挿入歌がめちゃくちゃ耳に残る。
「終わったら絶対買おう!」と観ながら決意した。ま、本編が良すぎてエンドロールで曲名見忘れて後日公式サイトで探したけどね。
しかも、印象的な曲なのにちゃんとシーンとバッチリ合っていて、歌詞ありなのに全然本編を邪魔してない。
JUMP AROUND ∞(鬼邪高校のテーマソング)が流れた時なんかは「これこれ〜〜〜〜〜!!!」ってテンションが高まった。鬼邪高の祭は村山通せや〜!でも達磨一家のあの人もいつも通されてない〜!
・既存のキャラも新キャラも最高!
HIGH&LOWとクローズの世界観は似て非なるものだと思っているので、キャラがちゃんとマッチするのか不安だった。
でもそんな心配は無用だったので安心して観てほしい。
村山はいつも通り最高だった。バイト先見つかってよかったね!
轟くんはナイス投球コントロールの持ち主であることが判明した。しかも投球上手いっていう伏線がちゃんと存在してて笑った。
顔が良くて頭が良くて喧嘩が強くて肩も強い!武闘派インテリメガネ最高!
鳳仙高校もいいよね〜!サッチーは顔がいい上に超強い!あと女の子に優しいのがポイント高い。
四天王の中では小田島が好きです。顔で選びました。そう、結局私も顔のいい男が好きなのです。
この映画を観れば絶対推しが見つかる。最高じゃん。
・観客に「現実」を意識させない舞台作り
HIGH&LOWの凄いところは、“HIGH&LOW”という世界を最初から最後まで壊さないこと。
鬼邪高などの各学校、街並み、希望ヶ丘団地の昔と今……それらのすべてが完成した世界なので、「これのロケ地ってまさかあのあたり……?」とか観客が気付いてしまって冷めてしまう現象が起こらない。
たくさんの登場人物が出てくるのに、今殴り合ってるのがどの勢力の人間なのかが直感的にわかりやすい衣装や風貌になっているのもとてもいい。
幹部以外スキンヘッドの鳳仙はもちろん、鬼邪高は派閥ごとに微妙に着こなしが違ってほとんど学ランの原型はないが、敵勢力とはなんとなく区別がつく。
これは地味に大事で、あまりにも登場人物の区別がつかなすぎると全く何をやっているか分からなくなり観客が置いてきぼりになってしまう。
登場人物の区別だけじゃなくて作品全体に言えることだけど、この作品は置いていかれてしまいそうなほどのスピードに思えて、常にぎりぎり背中は見えている絶妙な感じを保ってる。
まだ全国で公開中なので是非劇場で観てね!
Blu-rayもいいけど、やっぱりHIGH&LOWは劇場で観た方がいい!迫力が違う!
あと複数回観るのは普通にオススメ!
1回目は新鮮な驚きと感動があるし、なんとなく登場人物が見分けられるようになって解像度が上がった状態で観ると1回目とは違った感動や今まで気づかなかった細かい部分が見えてくる。
私は気に入った映画は何回も観ることが多いけど、ハイローは特に何回観ても色あせない魅力がある。
あと全然関係ないけど、サッチーがしてた心電図モチーフのネックレスに似たやつ私も持ってて、無意味にテンション上がったよね、サッチーの女みたいじゃん?(幻覚)まあ私はROCKYさんの女なんですけどね(幻覚)
いや本当に関係ない話しちゃった。
前も言ったけど、偏見とか先入観とかすべて捨ててとりあえず観てほしい。
HiGH&LOWだけは本当にすべての人にオススメできる最高の作品だから!
あと、轟くん友達できてよかったね〜〜〜〜〜!