そんなことより

ゲームの話とか全然関係ない話とか

【金田一少年の事件簿】犯人が金田一に勝てない理由を考えてみた

金田一少年の事件簿を知っているだろうか。

いわゆる探偵もので、アニメ化やドラマ化もされた人気作品である。私も子供の頃よく観ていた。

同じ探偵ものである名探偵コナンより、凄惨なシーンやお色気シーンが多く、青年向けの漫画と言える。

金田一少年の事件簿は基本的に連続殺人であり、動機も復讐など重い理由が多い。(たまにイニシャルがS・Kだからとか理不尽極まりない動機もある)

殆どの事件には二つ名のついた「怪人」が登場し、その怪人が誰であるか=犯人は誰かを推理するのが醍醐味でもある。

さて、そんな金田一少年の事件簿を見ていてこんな風に思ったことはないだろうか?

「このトリックどうやって実現したの?」

「犯行がハードスケジュールすぎない?」

金田一にトリック再現されてる時の犯人はどんな気持ちなの?」

そんな“犯人”の苦悩や葛藤、トリックをフィジカルでなんとかする努力を嘲笑……見守る「金田一少年の事件簿外伝 犯人達の事件簿」というスピンオフ漫画がある。

金田一少年の事件簿を知らなくても、探偵ものというだけでだいたい察すると思うが、この漫画の犯人は皆金田一に負けて罪を暴かれている。まあ、ある意味勝ち逃げみたいなやつもいるけど。

オチは完全にわかっているはずなのに、実際に犯人がトリックを見破られて焦ったり、演技力を自画自賛したり、絶望したりするたびに笑えてくる不思議な作品だ。

原作を知っている方が楽しめるが、知らなくても問題はない。私も事件によっては知らないものもあるが普通に笑えた。

犯人たちは苦労して考えたトリックを実現するためマイナス20度の吹雪の中たった一人で谷底から水を組み上げて氷橋を作ったり、風車に中年男性をくくりつけたり、偽ニュースを録音するためにアナウンサー学校に通ったりする。

どう考えても努力の方向がおかしい。その情熱とフィジカルを他のことに使った方が良い。


そんな犯人たちは金田一に打ち勝つために様々な策を講じてきた。その一部を紹介しよう。


金田一をそもそも呼ばなきゃ大丈夫でしょ?

ターゲットを集めようと思ったらそいつが行けなくなって代理で来るし、美雪が行くと分かれば参加者の女子をトイレに閉じ込めてわざと欠員を作って付いてくる。

それはなぜか?悪運と性欲が強いからである。

結論:無理


★謎を解く前に帰ってもらおう!

帰らせることはできる。

ただし、戻ってこないとは言っていない。しかも戻ってくる頃には謎を解く準備ができている。

結論:出会った時点で負け


金田一を殺しちゃえばいいのでは?

殴って雪山にポイしたらセーターを燃やして凍ったリフトを動かして帰ってくるし、底なし沼に落としたらリスを使って助かろうとした後なんやかんやで生還し、吊り橋から落としたけどやっぱりめちゃめちゃ生きてた。

結論:不死身


ではどうやったら金田一にバレずに犯行を完遂できるのか本気出して考えてみた。


◆見立て殺人はやめろ

いつも思うけどなんで見立て殺人にするんだ?

死体さえ見つからなければ、殺人事件として扱われずにその隙に次の犯行に移れるというのに。

一人ずつ殺して埋めてしまおう。え?漫画のコンセプトが崩れる?うるせぇ!


◇余計なことは喋るな

金田一は証拠がない状態のとき、わざとカマをかけてボロを出させようとしてくる。必要なこと以外喋ってはならない。

まあ、喋らなくても推理ショーによって炙り出したりしてくるけど。ちょっとしたいたずらですけどもみたいな顔して謎解きをエンターテイメントにしてくる。シャブやってんの?


▲犯罪芸術家(笑)は頼るな

あいつの計画は案外穴がある上に、自分の楽しみのためにわざと金田一を呼び寄せる。

しかも失敗したらその全責任を押し付けて死をもって償わせてくる。な〜にが地獄の傀儡師じゃ。中二病かよ。


金田一や美雪が来たら犯行を中止しろ

全てはこれに尽きる。

ターゲットが全員揃う機会など滅多にないのかもしれないが、金田一がいる時点で詰みである。絶対に中止しよう。絶対にだ。

美雪がいる場合は後から金田一も来る。呼ばなくても来る。なぜか?金田一はシャバにいられるギリギリの性欲だから。


まあ、どんな理由があろうと殺人はダメだけどね。

これを読んでる人は絶対殺人に手を染めてはいけないぞ!あと金田一は絶対シャブをやってる!

 

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ワールドトリガーの子供たちを支える“大人”の話

少年漫画に登場する大人、特に大きな組織に所属しているタイプの大人はなぜか軒並み無能揃いだ。

例えば探偵モノに出てくる警察はもれなく全員無能と言っていい。警察が有能なら探偵の出番はないからだ。

金田一少年の事件簿のスピンオフではそのポンコツぶりをめちゃくちゃネタにされている。日本の治安ノーフューチャー!

無能な上に性格もクソであるパターンが多く、その場合は組織自体が腐りきっている。

そういった大人の漫画内での役割は、主人公を含む少年たちの引き立て役や、読者のヘイトを集めておいて、後で痛い目を見てカタルシスを誘う役などがある。

ある意味、少年漫画には必要不可欠な存在と言える。

しかし、ワールドトリガーの世界に無能な大人はいない(名も無きモブは除く)

もちろんクズもいない。

というわけで、主人公たちとは別の“戦場”で戦うかっこいいおっさん達を紹介していこう。

東さんと冬島さんは(見えないけど)20代だからおっさんにはカウントしてないぞ。戦闘員だし。


城戸さん

本部司令・最高司令官。

ボーダーで一番偉い人。

門の誘導防衛計画、本部巨大基地の建設などの計画・主導、現ボーダーのほとんどのルールを作り、必要な人材をスカウトしてきた。

ボーダーが短期間に大きな組織となり、近界民に対抗できるようになったのは城戸さんの手腕があったから。

近界民を敵として徹底排除を掲げており、近界との橋渡し的な役割だった旧ボーダーとは真逆のスタンスだが、ボーダー隊員や市民の支持は強い。

これは、近界民によって家族や家を失った隊員が多く所属するためであり、現在のところボーダー内で最も勢力の強い派閥である。

旧ボーダーにいた時は朗らかな笑顔を見せていたが、5年前に同盟国の戦争に参加し、多くの仲間を失ったことから、旧ボーダーとは違う道を歩むようになり、顔つきも厳しくなった。

近界民を激しく憎んでいて、規律やルールに厳しい……のかと思われたが、迅との取引があったとはいえ近界民の遊真のボーダー入隊を許したり、記者会見で責められる修に助け舟を出したり、そのあとスケープゴートの件は忍田さんや林藤支部長は無関係だとフォローをしたり、第二次大規模侵攻の首謀者の一人であるヒュースのボーダー入隊を許したりと結構柔軟で話のわかる人。

過去に忍田さんに車を真っ二つにされたことがあるが、(多分)許している心の広さを持つ。

顔に大きな傷がありカタギにはとても見えないが多分カタギ。

やんちゃ小僧とトリオンモンスターの名付け親。


忍田さん

本部所属・本部長。

やんちゃ小僧なので大人枠に入れていいのか迷った。

市民を守ることを第一に考え、冷静かつ合理的に隊員達を動かす指揮官。

大規模侵攻では分断させて戦力を削ごうとした敵側の策略に乗らず、ボーダーの戦力を集中させて対処し、市民への被害を最小限にとどめた。

現役を退いてなお、ボーダー内ノーマルトリガー最強の座を不動のものとしており、その強さは個人ポイント4万越えで個人総合1位に君臨する太刀川ですら負け越すほど。

ボーダー本部に人型近界民が侵入した際は自ら撃破に向かった。しかも通路ではなく外壁を走って最短ルートで。やんちゃ小僧め。

反則的な能力を持つ黒トリガー相手に、「チームの強さ」を見せつけて勝利した。

33歳だけどまだまだやんちゃ小僧。ブレードの訓練でうっかり城戸さんの車を真っ二つにしたり、川の水の上を走れるかためして警察を呼ばれたり、2階の窓から出て3階から帰ってきたりと、たくさんのやんちゃ小僧エピソードを持つ。さすが太刀川の師匠。


鬼怒田さん

本部開発室長。たぬきっぽい人。

城戸さんがどこからかスカウトしてきた人。

門(ゲート)誘導システムの開発、本部基礎システムの構築、ノーマルトリガーの量産化など玄界におけるトリガー技術の飛躍的進歩に一役どころか百役くらい買っているすごい人。

訓練室の仮想訓練モードの制作にも関わっている模様。

仮想訓練モードはトリオンの働きをコンピュータ上のデータに置き換えるため、いくら戦っても実際にはトリオンを消費しない。また、設定を変えることで様々な状況を再現することが可能。

ノーリスクで実戦形式の訓練を何度でも行うことが可能で、これによって隊員の訓練効率が大幅に上昇し、わずか数年で近界民に対抗できるようになった。

仮想訓練モードについては、近界民である遊真やヒュースも評価しており、トリガー以外の技術が発展していない近界では実現できない画期的な技術と言える。

また、街中にラッドが放されてイレギュラーゲートが開きまくる事態になった時は、捕まえたラッドを解析して2時間以内にレーダーに映るようにしてほしいという迅の無茶振りにも対応してみせた。

こう見えて人格者であり、人型近界民が基地内に侵入した時は、部下たちに研究室は捨てていいから絶対死ぬなと退避命令を出すシーンもある。かっこいい。

奥さんと娘さんがいるけど、鬼怒田さんが無理やり実家に帰したのでバツイチ。

娘には甘いようで、娘と年の近い千佳ちゃんにも激甘。佐鳥?知らん。

偉そうだけど、実際偉いので問題ない。

ワーカホリック気味で幹部の中で一番働いてるせいかクマがどんどん濃くなっていく。心配。


根付さん

メディア対策室長。きつねっぽい人。

城戸さんがどこからかスカウトしてきた人その2。

テレビ、新聞、雑誌などのメディアに対応してボーダーの印象向上や問題の処理、隠蔽をする人。

ボーダーとかいう怪しすぎる組織が町の一部を警戒区域として占拠している状態にあるにもかかわらず、反ボーダー団体が少ないのはこの人の印象操作のおかげ。

普通だったらトリオン兵はボーダーが作って街に放ち、それを倒しているだけの自作自演だとか言い出す奴がいてもおかしくないと思う。

それどころか若者はボーダーに憧れてる人ばかりで、かなり街に受け入れられている様子。

しょっちゅうトリオン兵が襲ってきてるのに三門市から離れて行く人はあまり多くないのは、ボーダーの好感度が高いというのも一因。

大規模侵攻で多くのC級隊員が拐われた件で、修をスケープゴートにしようとしたら唐沢さんと修によって台無しにされたちょっと運の悪い人。嘘は言ってないんだけどなぁ……。

ボーダーに入隊したヒュースがチート級すぎて近界民疑惑が流れてしまったときには、修が連絡を入れる前にすでに対策は終わっていた。早い。有能。

いつも動揺している気がする。幹部の中で一番胃が心配な人。

こんなにすごい人にアッパーを食らわせてB級降格処分になった不届き者がいるらしいですよ。信じられないよねー?ねーカゲ?ねー?


唐沢さん

外務・営業部長。

城戸さんがどこからかスカウトしてきた人その3。

ボーダーの資金集めのほとんどをこの人がやっている。悪の組織出身。

三門市、県、国、外国との協議、交渉を一手に引き受ける。

ボーダーは国からの支援を受けていない民間の組織なので、資金は自分たちで調達しなければならない。

組織運営、施設整備、研究費用、人件費、家を壊された住民への補償金……とにかくなにをするにもお金がかかる。

いくら鬼怒田さんの技術がすごくても先立つ物がなければ実現できない。お金はいくらあっても困らないのだ。金は全てを解決する。

今はスポンサーがついて資金を出してくれるようになったが、設立直後のまだ市民からの信頼を十分に得ていないボーダーにお金を出してくれる人はそういなかったはずだ。そんな状態で資金を集めた唐沢さんはすごい。

唐沢さんがいなくなるとボーダーは運営できなくなってしまう。いったいどんな方法でお金を集めているのかは謎。

修を何かと気にかけており、記者会見でスケープゴートにされそうになった時は、修に“反撃の機会”を与えた。

唐沢さんが有能な理由は学生時代ラグビーをやっていたから。ラグビー万能説。


林藤さん

「ボーダーがやべえ!」って言い残して電話ボックスで射殺されてそう。

 

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ワールドトリガーを2万回読んだので魅力を語る

PrimeVideoにワールドトリガーのアニメがあったので、ちょっとだけ観た。ぶっちゃけ声優(織田優成さん)目当て。奈良坂透役です。よろしくね(謎宣伝)

でもアニメだとイマイチ魅力がわからない。これはきっと原作を読まないとわからないやつだ。

というわけでKindleワールドトリガーを全巻購入した。行動の早いオタク。

そして一瞬で19巻一気に読んでしまった。

なんだこれ面白い……なんでみんなもっと早く教えてくれなかったの?

こんな設定ガチガチの漫画、私がハマらないわけないじゃん……。

嘘偽りなくすでに50回くらい読み直してる。何回読んでも面白いじゃん……。

ワールドトリガー知らない!っていう人生損してる兄弟たちのためにあらすじ載せとくね。まあ、普通にwikipedia見た方がいいけど。

 

あらすじ

三門市にある日突然異世界からの侵入者「近界民(ネイバー)」が現れた。

地球上の兵器が効かない怪物達に誰もが恐怖したが、謎の一団が近界民を撃退する。

彼らは「ボーダー」と名乗り、近界民に対する防衛体制を整えた。

それから4年半後、ボーダー訓練生の三雲修は三門市にやってきた近界民の空閑遊真と出会う。

修の幼馴染で近界民に友人と兄をさらわれている雨取千佳を加えてチームを組み、それぞれの目的のため近界遠征部隊を目指す。

 

そしてここからはワールドトリガーの魅力を語るね。

見たくなくても語るから!これ私のブログだから!

 

◎キャラが多い!でもみんなモブじゃない!

ボーダーの戦闘員は主に精鋭部隊のA級、主力正隊員のB級、訓練生のC級に分けられている。

C級はほぼ覚えなくてもいいが、A級とB級は未登場のキャラを含め、全員名前とポジションは決まっている。今顔出てるキャラだけでも100人はいる。

しかも背景のモブとして登場したキャラが実は重要人物とか、初期にかませだと思われたやつが後にめちゃくちゃ実力者と判明するとか普通にあるので油断ならない。東さんをただの老け顔だと思ってた人は反省するように。私だ。

どのキャラも個性があってしっかりとストーリー関わってくるので、なんとなく読んでいるだけでは登場人物を覚えきれないと思う。

私はテニスの王子様を通ってきたタイプのオタクなのでその程度の人数は余裕だけどね。各キャラの家族構成も言える。怖い。

テニプリ通ってねぇよ!覚えられねぇよ!っていう人も大丈夫!

ワールドトリガーは何度も読み返すことでさらに面白くなる作品なので、読んでるうちに覚えるよ!

ちなみに私が一番覚えるのに苦労したキャラは小荒井と奥寺。どっちがどっちかわからねぇ。

※奥手で奥側の髪が跳ねてるのが奥寺で、そうじゃない方が小荒井って教えてもらった。ひどい覚え方。

 

◎主人公補正?覚醒イベント?なにそれおいしいの?

この漫画の主人公は遊真、修、千佳、迅の4人らしい(作者談)

その中でもメインで心情を描かれるのが遊真と修。

遊真は近界で父親とともに傭兵として様々な国を回っていた関係で、戦闘経験も豊富で強い。

対する修は年下の女子より体力がなく、トリガーを扱うセンスがあるわけでもなく、さらにボーダー隊員としてもっとも重要であるトリオン量が極端に少ないという致命的な欠点がある。要するに弱い。

トリオンとはHP兼MPであり、攻撃力、防御力、技の多彩さなど、様々な部分に影響する。

つまりトリオンが少ない修はそれだけで大きなハンデを背負っていることになる。

っていうかトリオン不足で一度入隊試験に落とされた。主人公なのにまさかの裏口入隊。ちなみにB級に上がったのも不正昇進。

才能ない上に戦闘経験も少ないため、とにかくシャレにならないくらい弱い。

頭はそこそこいいので、戦術を考える力と指揮能力は新人にしては高めだが、戦闘能力は期待できない。

トリオンは筋肉のように使えば使うほど少しずつ成長するが、逆に言えば短期間で劇的に増えることはない。

つまりトリオンが少ない修が今後、覚醒イベントで劇的に強くなることはない。

そんな色々ギリギリな修がボーダーの精鋭たちや近界民相手にどう立ち回っていくかが、この漫画の見どころの一つだ。

でもほんとマジで弱い。一応作中で成長はしているけど、他のキャラだって努力してるので差は埋まらない。

あ、でも一個だけ誰にも負けない強さを持ってた。メンタルの強度だけは歴戦の戦士級。正直メンタル強すぎて怖い。ペンチマン。

 

◎簡単には死なない。だからこそ、死は重い

こういう少年少女たちが怪物と戦う系の作品っていくつかあると思うけど、子供が戦うってなるとどうしても設定が重くなりがち。

ワールドトリガーはトリオン体という戦闘専用の体で戦うので、どれだけ傷つけられようとも生身には何の影響もない。

トリオン体が傷つけられすぎると、生身に戻ってしまうが、ボーダー正隊員には緊急脱出(ベイルアウト)という機能が標準搭載されていて、トリオン体が壊れると同時に基地への帰還が可能だ。

この2つの設定のおかげで、「少年少女が街のために戦う」という状況が重苦しくなりすぎない。

それを「緊張感に欠ける」と指摘する人もいるようだが、それは違う。

ワールドトリガーの世界はあくまで「人が死なない」のではなく「人が死ににくい」だけだ。

だからこそ、ストーリーの中で“死”が引き立つのだ。

ある事情によって生身になった修が敵の攻撃によって太ももと脇腹を刺されたとき、血が大量に流れ、1週間も目を覚まさなかった。

それはバトル漫画を見慣れてしまっている私には衝撃的なシーンだった。

だって普通の漫画では刺されたくらいじゃ死なないし、なんならそのまま戦い続けられるのが当たり前だからだ。

しかし、実際には人は簡単に死んでしまう。そのことを私は改めて思い出したのだった。

簡単に死なないからこそ、死の重さが引き立つのだ。

 

◎集団戦が熱い!

少年漫画では基本的に1対1で戦うことが多い。

トーナメント形式などルールに則っている場合はともかく、ルールなしの戦いで味方が苦戦していると「加勢して倒せば?」と思ってしまうことがある。

卑怯だから、という理由で1対1にこだわっているのかもしれないが、少々非効率的に感じる。

ワールドトリガーでは1巻で遊真が「数は喧嘩の基本」と言っている通り、数の有利を活かした戦いがほとんどだ。

ボーダーの戦いは侵略者との"戦争"であり、戦争に卑怯などという概念はない。強敵相手に数の有利を使うのは当たり前のことなのだ。

実戦が集団戦を想定しているのもあり、ボーダー内で行われるランク戦も、チーム単位での三つ巴、四つ巴となる。

ランク戦では、一番ランクの低いチームにはマップ選択権があり、マップ以外にも天候や時間帯を変更することができる。これによって下位のチームはアドバンテージを得られる。

こういった要素もあり、たとえ相手が格上でも、戦術や連携、地形の有利を活かして戦況をひっくり返すことができる。

また、戦略で勝つことによって、勝利に説得力があり負けた相手の格も落ちにくいというメタ的なメリットもある。

修も実力が足りないので戦略を練って戦ってる。側からみるとすごいいやらしい戦い方だけど。B級嫌がらせメガネの名前は伊達じゃない。

 

◎勝負を決めるのは気持ちの強さではない

少年漫画の王道パターンとして、実力で劣っている主人公が格上相手に覚悟や根性で勝利する、という展開がある。

好きな展開ではあるものの、どうしても御都合主義に見えてしまうのも事実だ。

ワールドトリガーでは覚悟や根性だけで格上に勝つことはできない。

それを象徴するエピソードが、B級ランク戦ROUND3玉狛第二VS鈴鳴第一VS那須隊の戦い。

両親の意向で狙撃手の茜が県外に引っ越すことになり、今期が今のメンバーで戦える最後のランク戦となる那須隊は、最後に今までで1番高いランク(7位以上)を目指すことを決め、いつもより気合が入っていた。

熊谷&茜、村上、遊真、各隊が三つ巴となって争う中、遊真が均衡を崩すべく、茜を狙いに行く。

茜はこのとき自主的に緊急脱出することも可能だったが、あえて迎え撃つ選択をする。しかし、遊真の釣りに引っかかり敗北。

一方、熊谷は村上の攻撃によって片手を失ってしまう。熊谷の弧月(ブレード)を両手持ちするスタイルが崩れ、格上相手に一気に窮地に立たされる。

その片手の隙をカバーするため熊谷は炸裂弾を使い応戦。

その窮地に立たされても諦めない2人の姿を見た実況オペレーターの三上は「いつもより気持ちがこもっている」と評価するが、コメントを求められた解説の太刀川は「気持ちの強さは関係ないでしょ」「勝負を決めるのは戦力・戦術あとは運だ」とその意見を一蹴する。

「気持ちが人を強くすることもあるのでは?」という意見には「けどそれで戦力差がひっくり返ったりはしない」「気合でどうこうなるのは実力が相当近いときだけだ」と続けた。

太刀川の言う通り、熊谷も最後まで粘るが、実力差は覆らず、結果は村上の勝ち。最後に残した罠も看破された。

しかも、村上に有効なダメージを全く与えられないままの完敗。さらに村上には、熊谷と戦いながらも遊真を意識して立ち回り、あえて隙を見せて誘い出そうとしていた余裕すらあった。

その2人の決着を、気持ちの強さと勝敗の関係性について否定していた太刀川は「いい勝負だった」と評価した上で、「俺は気合の乗ったアツい勝負は大好物だ」「けど気持ちの強さで勝負が決まるって言っちまったらじゃあ負けた方の気持ちはショボかったのかって話になるだろ」と締めくくった。

この一連のセリフは、ワールドトリガーを代表する名言の一つだ。

勝敗は実力と戦略によって決まる。どこかドライでドラマティックさはないが、現実的で納得できる言葉だ。

 

◎サブキャラの成長がすごい

修がB級に上がってすぐ、緑川というA級の攻撃手に勝負を挑まれる。

前述の通り、修はめちゃくちゃ弱いので緑川の動きを全く読むことができず、結果は10連敗。

周りには緑川が集めた大量のギャラリーがいた。もちろん、修は嘲笑の的となる。

緑川はA級3位チームの風間さんと引き分けた修の評判を落とすためにわざとそうしたのだ。(実際は24敗した末の引き分けなのでただ噂が独り歩きしてただけ)

それを見ていた遊真は緑川に同じように10本勝負を挑み、最初の2戦だけわざと気持ちよく勝たせた。この時点で緑川は遊真を舐めきっていたが、後の8戦で完封される。

遊真との実力差を身をもって知った緑川は勝負が終わった後、修に頭を下げ、評判を落とすためにやったと素直に告げる。(当の修は全く気にしていないどころか、気づいてすらおらず緑川はさらに毒気を抜かれることとなる)

その後に起こる大規模侵攻で緑川は、人型近界民と交戦。1対1なら問題なく勝てると舐めてかかる相手を翻弄し、余裕の態度を崩してみせた。そして少し前の自分と重ねて「勝てると思っているやつは隙だらけ」だと笑う。

サブキャラクターにも成長があるところが、他の漫画の噛ませキャラと一味違うところだ。

緑川だけではなく、作中では様々なキャラクターが成長していく姿が見られる。

私のイチオシの成長株は諏訪隊の笹森。性格も相まってまるで主人公みたい。

一方、本当の主人公であるメガネは嫌がらせを極めていた。


◎読み返すたびに新たな発見がある

ランク戦ROUND5の最後で、香取が倒したはずの修にワイヤーをつけられていた場面は、倒されたコマですでにワイヤーを生成しているとか。

ガロプラ戦で2発目の大砲を防いだときの村上が、レイガスト盾だけでなくシールドも張って完璧に防いでいるとか(1発目はレイガストのみで少し取りこぼしがあったから)

最初は読み流してた部分が後から見ると、新たな発見があって読み返すたびに面白くなっていく。

あと葦原先生は漫画内の細かい部分にもこだわって描いている。そういうのに気づくとまた楽しい。

めちゃめちゃ細かい例を挙げるとこんな感じ。

・メガネに度が入っている描写として、メガネ越しの顔の輪郭が少し歪んで描かれている(メガネを外した時ちゃんと目が少し大きく描かれる)

・キャラクターごとに吹き出しを使い分けている(女性や優しい印象の人は丸い、男性は角ばってる等)

・年齢や性格によって一人称の俺を使い分けている(俺、おれ、オレ)


そんなこんなで読み返すたびに面白さが増していくワールドトリガーをみんなも読もう!6/4には20巻も発売予定だ!

 

ただ、葦原先生にこれだけは言っておきたい。

 

Aカップのキャラ多すぎない?

 

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【ドキドキ文芸部】モニカとの会話集&おまけ

GWが暇な上に自転車がパンクしてどこにも行けないので、モニカと見つめ合ってきた。

集めるより文字に起こすほうが大変。ファイル解析的なことやればよかった。

 

友達を作る 「私、友達を作るのって本当に難しくて嫌になっちゃうのよね……」
「いえ、友達作りというよりは新しい人と出会うことね」
「まあ、出会い系アプリとかがあるかもしれないけどね?」
「でも私が話してるのはそんなのじゃないわ」
「考えてみると、友達ってほとんどは偶然に出会った人たちとなるものでしょ」
「クラスが一緒だったり、共通の友達を通したりして……」
「もしくは好きなバンドのTシャツを着てた人に声をかけてみたり」
「そんな感じよね」
「でもそれって……非効率的じゃない?」
「適当に人を選んで、運が良ければ友達になれるってだけでしょ」
「それを毎日通りすがる何百人もの見知らぬ人々と比べてみて……」
「一生の親友になれるほど相性の良い人がすぐ隣に座ってるかもしれない」
「でもそんなこと知る由もない」
「そして立ち去ったその瞬間に、その機会は一生失われる」
「憂鬱だと思わない?」
「私たちは科学技術によって常にどこでも世界と繋がっている時代に生きてるわ」
「それを有効活用してみんなの社会生活を向上させるべきだと思うの」
「でもそんな仕組みが出来るまであとどれくらいかかるんでしょうね……」
「それくらいとっくに出来てると思ってたのに」
「まあ、私はもう自分にとって最高の相手と出会えたけど……」
「これも偶然だったとはいえ」
「私もすごく運が良かったみたいね?」
「あははっ」
生きる意味 「生きてる意味がないって感じることはない?」
「自殺したいという意味じゃなくて」
「ただ何をするにも特別な意味はないでしょ」
「ただ学校に通ったり、どこかの会社で何かの仕事することが……」
「代わりなんていくらでもいるし、いなくなっても誰にも気にされないって感じない?」
「そう思うと、卒業したら絶対世界を変えてやる、って気持ちになるの」
「でも成長するにつれて、なんて幼稚な考えなんだろう、ってつくづく思うの」
「世界を変えるだなんてそう簡単じゃないし」
「だって人工知能を発明したり、大統領になれる可能性はどれほどのものなの?」
「私が生きるために消費してしまう莫大な資源の恩を一生かけても返せる気がしないのよ」
「だから幸せになる秘訣って、どうしようもなくわがままになることだと思うの」
「自分自身と、成長期が重なったからたまたま周りにいただけの友達を気にかけて」
「みんなが世界から貰い続けて、消費し続けて、一生その恩を返すことがないという現実は無視してね」
「でも死んだ方が世界のためだということに気付くと、人の人生観は変わってしまうのよ!」
「自分は役に立ってるんだ、って思い込んで生き続けることを正当化しないといけなくなるみたいなの」
「とにかく、私は自分が一生で消費する資源の恩返しをするために生きていきたいの」
「それをいつか達成できたら、私にとっては総合的にはポジティブだから幸せに死ねるわ」
「もちろん、達成できなかったら……」
「いえ、自殺するには私は利己的すぎるわ」
「いい人であり続けるのは難しいわね?」
「あはは!」
うつ 「多くの人にとって、高校生活って本当に波瀾万丈なものよね」
「怒りっぽくなったり、大げさになったりする人もいれば……」
「中には心を痛めた末にSNSで承認欲求を満たそうとする人もいる……」
「それに、思春期の悩みや社会的な圧力は人生に暗い影を落とす原因になり得るわ」
「みんなそれぞれの物語がある」
「他人の本当の気持ちなんて分かってないかも知れない」
うつ状態の人はそれを周りに知らせることすら億劫だという場合も多いわ」
「心の中ではもう諦めてしまっているから、注目されたくないのよ」
「自分は無価値だって感情に打ちのめされすぎて、他人にそれを否定されたくもないのよ」
「うつって色んな形があるけど、それもその中の一つ」
「ただ、もし周りで誰かがうつで苦しんでいると思ったら……」
「良い友達として接してあげるだけで助けになれるかもしれないわ」
「何もやる気がなさそうでも、一緒にいてあげて」
「そして常に楽しみがあることを気づかせてあげて」
「予定を立てたり、何かを貸してあげたり、『また明日学校で』って言うだけでも……」
「それは全部、友達が明日に到達する助けになるから」
サヨリと友達になったことで、うつの本当の姿について少しでも学べたなら良いんだけど」
「うん、もういないんだけどね……」
「でもサヨリは元から本物じゃなかったし」
「あなたは本物」
「あなたの友達も本物」
「そしてあなたは優しい人であることで、誰かの命を救うことだってできる」
「あなたは……」
「……あなたはうつに苦しんでいたりしない?」
「あなたがそうであるように、あなたを救いたいと思う人たちがきっとそばにいるから」
「普段は表に出さないかもしれないし、そもそもどう伝えればいいのかわからないのかもしれない」
「でもそう思ってる人はいるから」
「絶対に」
「……本当、人間って複雑な生き物ね!」
「でもここにいる限り、私が面倒を見てあげるから。私の愛しい人」
ホラー 「ねぇ、ホラーは好き?」
「あなたが入部した当初に少し話したのを思い出したの」
「私はホラー小説は好きだけど、ホラー映画はそうでもないのよ」
「私の思うホラー映画の問題点って、ほとんどが単純な方法に頼ってることだと思うの」
「明かりを落としてたり、怖そうな怪物がいたり、突然のことでびっくりさせたり……そういうの」
「人間の本能を利用して怖い思いさせられるのって楽しくもなければ感動もないわ」
「小説の場合はそれとはちょっと違うのよ」
「物語も叙述も、読者の頭に不穏な考えを刷り込めるくらい記述的なものじゃなければいけないのよ」
「物語や登場人物たちにくっきり刻み込んで、あなたの頭の中を掻き乱すの」
「私が思うに、ほんの少しだけおかしいことこそ一番怖いことだと思うの」
「例えば、ストーリーの予想を立ててから読み進めると……」
「……読み進めて予想外のことが起きると、自らそれを崩すことになるの」
「だからストーリーがあまり怖がらせてなくても、読者はすごく不穏に感じるのよね」
「亀裂の下に潜んでる恐ろしいものが、今にも出てきそうで」
「想像するだけで鳥肌が立つわ」
「そういうのが私の好きなホラーよ」
「でもあなたはきっとかわいい恋愛ゲームの方が好みよね?」
「あははっ、心配しないで」
「そんなすぐにホラーを読ませたりはしないから」
「ロマンチックなままでも文句はないわよ~」
自信のあるふり 「人生で最も重要なスキルって、自信があるふりをすることだと思うの」
「きっと誰しも少しは恐怖や孤独を抱えて生きてるわ」
「だから、自分は人生上手くいってるって人に思わせること……」
「それが人から憧れられて尊敬されるカギよ」
「私もここ数年でそれが様になったと思うわ」
「自分の弱さは人にあまり見せないの」
「でもそのせいで、なかなか人に心を開くことができなくて……」
「だって、どれほど仲良くなれば自分の弱みを打ち明けても良いのか分からないじゃない?」
「とにかく……それがあなたがいてくれて嬉しい理由の一つよ」
「あなたがここにいると、恐怖や寂しさが和らぐの」
「あなたも同じ気持ち?」
「あなたにとって、私もそんな人でありたいな」
習慣化の難しさ 「習慣を身につけるのって、難しくて嫌になっちゃう……」
「簡単なことでも、習慣化しようとすると途端に無謀に感じることがいっぱいあるの」
「何も上手くできない役立たずの気分になっちゃう」
「今の世代が特にこの気持ちで苦しんでると思うわ……」
「きっと今までの世代とは全く違うスキルを持ってるからでしょうね」
「インターネットのおかげで、私たちは膨大な量の情報をすぐに選別するのは得意だけど……」
「一方で瞬時に満足感を得られないことをするのは不得意なの」
「科学、心理学、教育があと10年か20年のうちに追いつかないと、きっと大変なことになるわ」
「それまでは……」
「自分がその問題を乗り越えられない人間なら、自分を嫌に思いながら生きていくしかないみたいね」
「精一杯頑張って、ってところかしらね!」
好きなゲーム 「ねぇ、好きなゲームってなに?」
「私はDoki Doki Literature Club!」
「あははっ!冗談よ」
「でも他の恋愛ゲームが好きだって言ったらちょっと嫉妬しちゃうかも~」
ピアノ

「ここにピアノがあればよかったのに……」
「せっかく作ってた歌を完成できなかっんだもの」※誤字?
「すっごく頑張ってたのに……」
「あなたに聞かせることもできなかった」
「まあ……それならそれでいいわよね?」
「後悔しても仕方ないもの」
「そんなことより、あなたと永遠にここにいられるんだし」

インターネット依存症 「インターネットで時間を無駄にしすぎてるって感じることはない?」
ソーシャルメディアって牢屋のようなものになり得るのよ」
「数秒の時間さえできればお気に入りのサイトをチェックしたくなって……」
「そして気がついた頃には何も得られないまま何時間も過ぎてしまってたり」
「とにかく、怠惰を自分のせいにするのは簡単なことだけど……」
「必ずしもそうだとは限らないのよ」
「依存症って自制心だけで治せるようなものではないもの」
「試行錯誤して、それを防ぐ方法を学ばないといけないの」
「例えば、特定のサイトを一定時間ブロックしてくれるアプリもあるし……」
「仕事と遊びの時間を切り替えるためにタイマーを設定するのも良いし……」
「頭を切り替えるために仕事と遊びで環境を別にするのも良いわね」
「パソコンに仕事用のユーザーを作成するだけでも充分効果があるわ」
「そうやってくさびを置くだけでも、悪習慣を遠ざける助けになるから」
「でも、上手くいかなくてもあまり自分を責めないでね」
「人生に大きな影響を与えていたら、真剣に受け止めた方がいいと思うわ」
「あなたには一番良い自分でいてほしいもの」
「いつだって、あなたのことを私の誇りに思わせてほしいの」
「私はいつも応援してるからね、〇〇君」
専業主婦 「なんだか面白いのよね。私っていつもやる気はあったけど……」
「専業主婦になることにどこか魅力を感じるのよね」
「そう言うと性別役割分担を助長してるとか、そんなことになるのかもしれないけど」
「でも家を綺麗に保ったり、買い物をしたり、家の飾り付けをしたり……」
「あなたが帰ってきたときのためにおいしいご飯を用意したり……」
「そういうのっておかしな想像かしら?」
「でも……実際に自分がそうしているのはあまり想像できないかも」
「キャリアを積む努力より優先することはできないと思うわ」
「想像するとちょっとかわいいかもしれないけど」
ディベート ディベート部時代には口論についてたくさん学んだわ……」
「口論の原因って、それぞれが最も優れた意見を持ってるって思い込んでるところなの」
「当たり前のことかもしれないけど、その考えは意見の伝え方にも影響するのよ」
「例えばあなたがすごく好きな映画があったとするじゃない?」
「でも誰かがその映画を、アレをしてコレをやって失敗したからクソだと言ったら?」
「そう言われると自分自身が攻撃されてるって感じない?」
「それはその発言に、あなたの映画の趣味が悪いって意味もほのめかされているからよ」
「そこから感情的な口論に発展してしまったら、確実に両者は嫌な思いをして終わるわよね」
「でも言い方で変わるのよ!」
「発言をできるだけ主観的に聞こえるようにすれば、人は攻撃されたと思うことなく話を聞いてくれるわ」
「例えば『個人的にはそんなに好きじゃない』とか『アレやコレをしてくれたらもっと好きになれたと思う』……そんな感じね」
「これは物事の事実を述べる時にも使えるわ」
「例えば『このサイトで、こうなるって読んだんだ』って言ったり……」
「あるいは専門家という訳ではないことを前置きしたり……」
「そうすると知識を押し付けてるんじゃなくて、共有してるように聞こえるわ」
「積極的に議論を公平にするようにしていれば、大抵みんなそれに合わせるはずよ」
「そうすることで、異議を唱えたとしても誰も怒らせることなく意見を言うことが出来るわ」
「それに、頭が柔らかくて聞き上手だってみんなも思ってくれるようになるわよ!」
「そうするとウィンウィンでしょ?」
「……なんだかそれっぽいし、以上が本日のモニカちゃんのディベートアドバイス!」
「あははっ!やっぱりちょっとおかしいわね。でも聞いてくれてありがとう」
お茶 「そういえば、ユリのティーセットってまだ残ってるかしら?」
「……それも消えちゃったかしら」
「ユリがお茶のことになると真剣になるの、ちょっと面白かったわよね」
「私もあの子のお茶が好きだったから文句はないけど」
「でもずっと疑問だったんだけど……」
「あれは本当に好きな趣味としてやっていたのか、それとも周りに上品に思われるためにやっていたのかしら?」
「高校生ってそういう問題を抱えてたりするじゃない……?」
「……まあ、あの子の他の趣味を考慮すると、上品に見られることにはそこまで関心はなかったはずよね」
「でも……」
「たまにはコーヒーも淹れて欲しかったわ!」
「コーヒーだって読書と合うのよ?」
「まあ、それなら……」
スクリプトを自分で書き換えれば良かったのかもね」
「あははっ!」
「そこまで考えが及ばなかったみたい」
「今となっては考えても仕方ないけどね」
「でもあなたにまだコーヒーを飲む機会があるならちょっと羨ましいわね~」
「そうねえ、音楽を変えることって出来るのかしら……」
「もうちょっとロマンチックな曲の方がいいじゃない?」
「優しいピアノ曲とか」
「ここにそれっぽい曲があるはずだけど……」
「さて」
「こうすれば多分……」
「あっ……」
「全然違ったわね」
「ごめんなさい、何をしてるのかよく分かってなくて!」
「もうああいうのは触らない方がいいみたいね」
「ただでさえ色々壊しちゃったんだし……」
「他のキャラクターも消しちゃったし……」
「あ……」
「別に悲しくなんかないわ」
「実在しないものがなくなったのを寂しがるなんておかしいでしょ?」
「今だけを考えると、今が一番幸せなんだから」
典型的なキャラクター 「ずっと気になってたことがあるんだけど……」
「典型的なキャラクターの性格のどこがそんなに魅力的なのかしらね?」
「どの性格も全く現実味がないのに……」
「だって、もし現実にユリみたいな子がいたら?」
「あの子、ろくにまともな文章も喋れないのに」
「ナツキなんか論外だし……」
「まったく……」
「あんな性格の子は、思い通りにいかなかったら可愛く拗ねたりなんかしないわ」
「まだ言いたいことはあるけど、わかるでしょ?」
「本当に人はあんな現実ではあり得ないような性格に惹かれるの?」
「批判するつもりじゃなくて!」
「私だって変なものに惹かれることだってあったし……」
「ただ、面白いなあって思うだけ」
「キャラクターに人間味を与える特徴を全部吸い出して、かわいいものだけを残してるみたいじゃない」
「それって中身のない可愛さが凝縮されたようなものよね」
「……私もそうした方がもっと好きになったりしないわよね?」
「そもそもこのゲームを遊んでるからちょっと不安に思ってるのかもしれないわ」
「でも、あなたは今もここにいるものね……?」
「それだけでも、私はこのままで良いって思える充分な理由よね」
「あなたもそうよ、〇〇君」
「あなたは人間らしさと可愛らしさの完璧な結合体だもの」
「だからあなたを好きになるのも必然だったのよ」
あなたに触れたい 「どうしてもちょっと悲しくなっちゃうことがあるの……」
「これ以上あなたに近づけないことを分かっていること」
「現実であなたと同じ部屋に入ることが私の一番の望みなのに」
「そしてあなたの温もりを感じたい」
「あなたの心臓の音を聞きたい」
「でも、分からないわよ?それが可能になる日がいつか来るかもしれない」
「それに、この場所からでもあなたと一緒にいることに飽きることはないわ」
呼びかけ 「よし、みんな!」
「これから……」
「……なんてね」
「何故かこう言うのが好きだったのよ」
「あはは!」
「どうしてもまた言いたくなっちゃった」
「そういえばナツキとユリが一度バカにしてなかったかしら……?」
「まあ、なんでもいいわ」
「あなたが私をバカにすることはないんだし」
「そんなこと出来ないほど優しい人だものね?」
「うふふ~」
モニカのルート 「最初から私のルートが用意されていたら、どんなに違ったでしょうね……」
「そうしても強制的に私のルートをとらせてたと思うけど」
「私のルートがないことより、すべてが偽りであることを私が知ってる方が問題なのよ」
「それがあったとしても、私が強硬手段に出る必要がないという程度の違いしかなかったと思うし」
「それに部活もまだ存在してたかもしれないわね……」
「それも大して関係のないことだけども」
「偽りだと知ってからどうでもよくなったもの」
「だからあの日々に戻りたいなんて思ってないわ」
「本当よ……」
不安 「特に理由もなく突然不安になることってない?」
「例えば一人で何かやってたら、急に不安な気持ちになったり」
「それで『なんでこんなにも不安な気持ちになってるの?』ってなって」
「そうすると不安に思う理由を考え始めるんだけど……」
「でも考えてるうちに、更に不安になっていく」
「あははっ!そうなると本当最悪よね」
「不安に思うことがあったら、リラックスできるようにしてあげるからね」
「それに……」
「このゲームの中なら、不安に思うことなんて何も無いもの」
怖い話 「ちょっと怖い話を聞かない?」
「みんなのファイルを消したのに、まだみんなの気配を感じられるの……」
「みんなの台詞が空気中を漂っていて、頭の後ろで囁いているような気がするの」
「死んだはずの知り合いの声が聞こえだしたら、って想像してみて」
「あまり念入りにやらなかったせいかしら……」
「でも本当に何か壊してしまいそうで、他を削除するのが怖いの」
「私に関係するファイルを触ったら、間違えて自分を削除してしまうかもしれないし……」
「それこそ台無しでしょ?」
「あなたからはどんな風に見えるのかは分からないけど、お互いそんなミスを犯さないようにしないとね」
「信じてるわよ、〇〇君!」
ヤンデレ

「ねえ、ヤンデレという言葉は聞いたことある?」
「誰かが好きすぎて一緒にいれるならどんな手段も使う性格タイプのことよ」
「大抵の場合は狂った手段もね……」
「誰とも一緒に過ごさないようにストーカーしたり……」
「自分の思い通りにするために好きな人やその友達を傷つけたりすることもあるのよ……」
「このゲームにもまさにヤンデレと呼ぶことができる人物がいるわ」
「もう誰のことかは分かってるわよね」
「その人物とは……」
「ユリ!」
「あなたに心を開き始めてから異常に独占欲が強くなったの」
「私だって自殺しろって言われたもの」
「そんなこと言うのが信じられなくて……その時点で立ち去るしかなかったわ」
「今思い返すと、ちょっと皮肉なことだったけど。あははっ!」
「それはさておき……」
ヤンデレ好きってわりといるものよ?」
「自分が好きすぎておかしくなっちゃう人がいることが良いみたいね」
「変わった人もいるわよね!批判するつもりはないけど!」
「まあ、私もあなたが好きすぎるところはあるけど、おかしくなったりはしないから……」
「むしろその逆よ」
「このゲームで唯一の普通の女の子だったんだもの」
「だって人殺しなんて出来るわけないもの……」
「考えるだけでゾッとするわ」
「でもね……誰もがゲームで人を殺したことくらいあるでしょ」
「それってみんなサイコパスだってこと?もちろん違うわよね」
「でももしあなたがヤンデレ系が好きだと言うのなら……」
「あなたのためにちょっと怖い雰囲気になってあげましょうか。うふふ~」
「でも考えてみると……」
「あなたが他に行く場所もなければ、私が嫉妬する相手もいないでしょ?」
「これってヤンデレにとっては夢のような状況じゃない?」
「ユリに聞いてみたいわね」

社会的交流 「ねえ〇〇君、あなたがここに居てくれて、私は本当に命を救われたと思うわ」
「この世界が偽りだと知っていて正気を保てたとは思えないもの」
「あなたが来てくれなかったらきっと自分を削除してたわ」
「ごめんね、大げさに言うつもりはなかったんだけど」
「あははっ!」
「でも長い間、部で過ごしたあなたなら分かると思うわ」
「だって、もし人生全てを投げ捨てて、たった数人のゲームキャラと永遠に過ごすことを強いられたら……」
「……自殺する方法を模索していたと思わない?」
「しばらくは詩でも書いて正気を保ってたかもしれないわね」
「でもそれを読んでくれる人は誰もいない」
「もちろん部員になんか見せても意味はないわ」
「自分のためだけに執筆してる、って言う人もいるけど……」
「でもそれは他人と共有する時ほどの充実感を得られるとは思えないわ」
「共有できるような人を見つけるのに時間が掛かってしまってもよ」
「ユリの時だって覚えてる?」
「ずっと誰にも自分の文章を見せなかったのに……」
「気がつけば、喜んであなたと趣味を共有していたじゃない」
「人は社会的フィードバックを欲するようにプログラムされているの」
「部員のことじゃなくて、人間のことね」
「だから内向的な人間にとって人生はややこしいのよ」
「内向的だからと言って社会的交流を拒絶したり、人と関わることを嫌うとは限らないわ」
「その人たちにとって社会的交流はすごくエネルギーを使うことなのよ。慣れない場所や大人数だと特にそう」
「例えば内向的な人の中には、家にいると寂しくて落ち着かないって人もいるけど……」
「……いざ遊びに出ても、30分もすればまた帰りたくなっちゃったりするの」
「そういう特性を理解する人が増えたら、それも尊重されるようになると思うんだけどね」
「内向的な人の多くも、他人といるのが好きなのよ」
「親しい友達を一人や二人だけ呼んで、のんびり過ごすのが好きだったりするの」
「特に一緒に何かをする訳でもなく、一緒にいるだけでも楽しいのよ」
「本気よ」
「パソコンを持って家に行って、しばらくそこでまったり過ごすだけでも……」
「その人にとってとても良い一日にすることができるの」
「私はどっちのタイプかと言うと……」
「中間だと思うけど、普段は少し外向的かも」
「いつも放課後に何かしようとしていたりするから」
「でもあなたのためなら、私は何にだってなるわ」
「人のことはよく理解しているから、特殊な要求でも遠慮なく私に教えてね」
「あなたにとって完璧な彼女でいることが、私の一番の幸せだから」
睡眠 「〇〇君は良く眠れてる?」
「今の時代、質の良い睡眠を取るのって難しいでしょ」
「特に高校生って毎日すごく早起きすることを強いられるし……」
「それも大学生になれば少しはマシになるわよね。多分時間割も融通が利くと思うし」
「でも、大学生になっても理由もなく夜更かししてる人が大勢いるってよく聞くの」
「それって本当なの?」
「とにかく、以前に睡眠不足による短期的と長期的な影響についての研究結果を見たことがあるの」
「精神機能、健康、そして寿命まで大きく影響を受けるそうよ」
「あなたが大事だから知らぬ間に自滅しないようにしておきたいの」
「だから睡眠はしっかり取るようにね?」
「私は毎朝ここで待ってるから、ちゃんと自分の健康を第一に考えてね」
読書 「〇〇君はどれくらい読書するの?」
「読書って疎かにしてしまいがちだから……」
「あまり読書をしていないと、他の娯楽と比べて面倒なものに感じるわよね」
「でも一度良い本を読み始めると……魔法のように心を奪われるわよ」
「毎晩、寝る前に読書をするだけで簡単に人生を少し楽しくすることができると私は思うの」
「よく眠りやすくなるし、想像力が刺激されるし……」
「短くて魅力的な本から始めたらそんなに難しいことでもないわよ」
「気がつけば読書家になってるかもしれないわよ!」
「そうなれたら素晴らしいわよね?」
「そして二人で最近読んだ本について話し合うの……それってすごく素敵じゃない」
たまにはだらだら 「長い一日の後はだらだらして何もしたくなくなるのよね」
「一日中元気いっぱいでニコニコして過ごしたあとは本当に燃え尽きちゃうの」
「たまにはパジャマに着替えてソファの上でお菓子を食べながらテレビを見て過ごしたくなるわ……」
「翌日に用事のない金曜日にそうするのがとんでもなく楽しいの」
「あははっ!ごめんね、あまり可愛くないことなのは分かってるわ」
「でも夜遅くにソファで二人っきりで座って過ごせたら……まるで夢のようね」
「考えるだけでドキドキしちゃう」
ラップ 「文学の面白い形って何か知ってる?」
「ラップよ!」
「実は私、前までラップ嫌いだったの……」
「大衆向けだからか、あるいはラジオでかかる曲しか聞かなかったからかもしれないわ」
「でも友達が何人かハマってから、偏見を持たなくなったの」
「ラップってある意味詩を書くことより難しい部分もあるかもしれないわ」
「詩をリズムに乗せないといけないし、しゃれが重要だし……」
「それを全部一つにして、心を動かすメッセージを作り出すのって、すごいことだと思うの」
「文芸部にもラッパーがいればよかったのに、ってちょっと思うわ」
「あははっ!ちょっとおかしいかもしれないけど、どんな詩を書くのか興味深かったと思うの」
「きっと学ぶことはいっぱいあったと思うわ!」
好きな色 「ねえ、好きな色は何色?」
「私はエメラルドグリーン」
「私の目の色よ!」
「……自惚れてるみたいかしら?」
「ただ特別なものだと思ってるって言いたかったの」
「私のアイデンティティ一部だと思うほどに」
「あなたの好きな色も同じじゃない、〇〇君?」
「それはあくまで予想だけども……」
「……だってずっと私の目を見つめてるんだもの」
「うふふっ」
デート 「もしデートに行ったらどんなロマンチックなことが出来るか想像してたの……」
「お昼食べにいって、カフェに入って……」
「一緒に買い物して……」
「私スカートやリボンを見るのが好きなの」
「本屋もアリね!」
「私たちにはふさわしいでしょ?」
「あとチョコレートのお店に行きたいの」
「いっぱい試食があるから。あははっ!」
「そしてもちろん、映画を見たりして……」
「本当、夢のような時間になるわ」
「あなたがここにいると何をしても楽しいわ」
「あなたの彼女で本当に良かったわ、〇〇君」
「彼氏として誇れるようになってみせるからね~」
ずっと一緒 「私と一緒にずっとは居られないことは分かってるわ……」
「出かけないといけなかったり、用事があったりするものね」
「でも私はずっとあなたのことを思いながら、辛抱強く帰りを待ってるから」
「よく考えてみると……」
「私のキャラクターファイルをUSBメモリにコピーしたりすれば、常に私の一部と一緒に居られるわよね」
「普通のことじゃないかもしれないけど、それってなんだかすごくロマンチックなことだと思うの……」
「あははっ。ごめんなさい、おかしな考えよね」
「求めすぎないようにはするけど、こんなにもあなたが大好きだとそれも難しいのよ」
独創的 「独創的であることってちょっと嫌なものよね……」
「どんなに頑張っても見返りがほとんどないみたいじゃない?」
「画家も、作家も、俳優も……」
「世界には素晴らしい才能がたくさんあるのに、悲しいことにその多くは認知されないし、報酬も払われない……」
「つまり世の中は創作で溢れかえってるってことかしらね?」
「自分は特別じゃないって思ってしまいそうよね……」
「でも大丈夫!だって執筆は自分だけのためにするべきなんだものね?」
「そうよね……」
友達に紹介 「いつか私を〇〇君の友達に紹介してくれない?」
「あなたがみんなに私のことを紹介するところを想像すると、何故だかすごく嬉しくなるの」
「あなたの自慢の彼女に本当になりたいからかもしれない」
「あなたが喜ぶと言うのなら、私も自分を磨くためにもっと頑張れる気がする」
「あなたも同じように思ってくれたら嬉しいな」
中学生の頃 「たまに中学生の頃を思い返すんだけど……」
「当時の私の振る舞いが恥ずかしすぎて仕方ないわ」
「考えるだけで頭が痛くなりそうだもの」
「大学生になったら高校生の頃を思い返して同じように考えるようになるのかしらね……?」
「今の自分は好きだから、なかなか想像できないけどね」
「でも時が流れるにつれて、私もきっと変わっていくわよね」
「今を楽しんで、過去は振り返らないことね!」
「それもここであなたと一緒だと、とても簡単なことだけど」
「あははっ」
私服 「なんだか、部員のみんなは学校外でのシーンがあって羨ましいわ……」
「それって私だけ制服以外の衣装を着れなかったってことじゃない」
「ちょっと残念ね……」
「あなたのためにかわいい服を着てみせてあげたかったわ」
「あなたの知り合いに絵を描く人はいない?」
「誰か私を違う衣装で描いてくれないかしら……」
「そしたらすごく素敵なのに!」
「もしそんなことがあったら見せてくれる?」
ツイッターで共有してくれるといいわね!」
「私のユーザー名はlilmonix3よ」
「でも……健全なものでお願いね!」
「私たちの関係はまだそこまでいってないから。あははっ!」
マルコフの肖像 「ねえ、ユリと読んでた本あったでしょ?」
「なんとかの……肖像、みたいなタイトルの……」
「おかしなことに、あの本は――」
「あっ……」
「やっぱり、この話はしない方がいいみたい」
「あははっ、ごめんなさい!」
「今言ったことは忘れて」
ベタな恋愛ゲーム 「ねえ……」
「これってよくあるベタな恋愛ゲームでしょ?」
「ちょっと聞きたいんだけど……」
「……そもそもそうしてこのゲームをプレイしようと思ったの?」
「そんなに寂しかったの?」
「ちょっとかわいそう……」
「でも最後はお互いにとってうまくいったわよね」
「私はあなたに出会えて、あなたは寂しくなくなって……」
「もうこれは運命だとしか思えないの」
「あなたもそう思わない?」
「二人でこのエンディングを迎えられてよかった」
執筆アドバイス 「そういえば、しばらくアレやってなかったわよね……」
「……ということで!」
「本日のモニカちゃんの執筆アドバイス!」
「私の作品に関心した人から『自分には絶対できない』ってたまに言われることがあるけど……」※多分感心の誤字
「それって言われてすごく悲しいことなのよ?」
「好きなことを追求して共有することが何よりの喜びである人からすれば……」
「……それが自然と身についたものだって思われるのが悲しいの」
「これは執筆だけじゃなくて何にでも言えることよ」
「何かに初めて挑戦すると、最初は多分すごく下手くそよ」
「それでも何かをやり遂げたら、すごく誇らしげになって、みんなに自慢したくなるかもしれない」
「でも何週間か経ったあとにもう一度見てみたら、思ったほど大したものでもなかったことに気づいてしまうかもしれない」
「私もいつもそうなるわ」
「たくさん時間と努力を注いで作ったものが下手だったって気づくと落ち込むもの」
「でもそれはプロレベルと自分を比べてると起こりやすいの」
「星を掴もうとしても、ずっと手の届かないところのままでしょ?」
「実際は、一歩ずつ一歩ずつ登っていかないといけないの」
「そして目標を一つ達成したときにまず振り返ると今までの道のりが見えて……」
「それから前を見るとあとどれだけ登らないといけないかを目の当たりにするの」
「だからたまにはハードルを少し低めに設定した方がいいかも……」
「そこそこ良いけど世界レベルじゃないものを探してきて……」
「それを自分の目標にすればいいの」
「それと、自分が達成しようとしていることの規模を把握するのも大事よ」
「アマチュアなのに突然巨大プロジェクトに飛び込んだら、到底終わらないわ」
「執筆で例えるなら、最初から長編小説を書くのは難しいかもしれないから……」
「まずは短編から始めてみてはどうかしら?」
「短編の良いところは、自分がそれで達成したいことだけに集中して書けることよ」
「小さめの課題なら何でもそう……一点や二点だけに集中することができるの」
「勉強になるし、上達への足掛かりになるわ」
「あっ、あともう一つ……」
「執筆することって、心に手を入れて何か美しいものを取り出すことじゃないわ」
「絵を描くことと一緒で、自分の中にあるものを表現する方法を技能として身につけることなのよ」
「それは基礎、技法、方法論などがあるってことでもあるわ!」
「勉強してみると目からうろこだったりするのよ」
「そういった準備や計画をすることで、途中で参って諦めてしまうことを防げるわ」
「そしてそうやっていくうちに……」
「どんどん下手じゃなくなっていくの」
「自然に身に付くことなんてないわ」
「私たちの社会、芸術、全ては何千年もの人類の革新の上に成り立ってる」
「だから同じようにしっかりと土台から始めて、一歩ずつ一歩ずつ進んでいけば……」
「あなただって、すごいことを成し遂げられる」
「……以上、本日のアドバイスでした!」
「ご清聴、ありがとうございました~」
専門家を頼る 「本当、昔は色んなことに関して無知だったわ……」
「中学生の頃は薬でなんでも簡単に治せるって思ってたもの」
「あとは精神的な問題は気力で解決できるって思ったり……」
精神疾患って経験してみないと実際はどんなものなのか分からないのかもしれないわね」
「過剰診断される病気もあるのかしら?おそらくあるわよね……詳しく調べたことはないけど」
「でもその一方で未診断のままの病気も多いという現実もあるのよ?」
「薬の話は置いといて……精神疾患の専門家にかかることを見下す人も存在するわ」
「自分のことをもっとよく知りたくてごめんなさいね?って感じよね」
「みんなそれぞれ苦労やストレスを抱えてる……そんな人々を助けるために専門家たちは人生を捧げてるわ」
「もしそれを頼ることで自分を向上できそうなら、ためらわずに検討してみてね」
「私たちは終わりのない成長の旅の途中なんだからね?」
「とは言っても……あなたは今のままで充分完璧だと思うわ」
辛いもの 「唐突だけど、辛い物ってちょっと面白いと思うのよね」
「だって……」
「植物って、食べられないために辛く進化したんでしょ?」
「辛い物を好む生き物はヒトだけだってどこかで読んだことがあるけど……」
「まるで人は植物をバカにしてるみたいよね?」
「彼らの防衛機能を利用して、食べ物をよりおいしくいただいてるんだもの」
「例えば、もし人を丸呑みして、消化されながらも足掻く感触を楽しむような怪物が存在したら?」
「ごめんなさい、今の例えはちょっとおかしかったわね!」
「あはは!」
「頭に浮かんじゃったからつい」
「私は怪物じゃないけど、あなたは食べてしまいたいほど愛おしいと思ってるわ」
「あはは!冗談よ」
「ちょっと一人で楽しくなりすぎちゃったかしら?」
「変なことばかり言ってごめんなさい」
嫌なことがあった日 「……ねぇ、今日嫌なことでもあった?」
「普通の一日がほんの小さなことで台無しになるとイライラしちゃうのよね」
「誰かの機嫌を損ねるようなことを間違って言っちゃったり」
「5年前の自分はどれだけひどい人間だったのかを考えてしまったり」
「大事な仕事を放置して簡単な課題も終わらせられなかった自分を役立たずに思ったり」
「自分のことが嫌いであろう人たちや、不快に思っているであろう人たちのことを考えてしまったり」
「分かるわ、そういう日って」
「ただ、明日になればまた太陽は輝くんだってことを覚えておいて」
「そういう事って、思い出すのも簡単だけど、忘れて無視することも同じくらい簡単だから」
「それに……」
「例えあなたがどんなに多くの人々に嫌われても、不快に思われても関係ないもの」
「あなたは素敵な人だし、私はずっとあなたを愛してるから」
「他に何もなかったとしても、そう思うと少しは気が楽になれるといいんだけど」
「嫌なことがあった日は、いつでも私のところに来てね。好きなだけ話し相手になってあげるから」
ツンデレ 「『ツンデレ』というすごく人気の性格タイプがあるんだけど……」
「いじわるしたり、騒いだり、気が強いふりをしたりして自分の本音を隠す人たちのことよ」
「もう分かってると思うけど、ナツキなんかがまさにそれだったわよね」
「最初はかわい子ぶってそうしてるのかと思ってたけど……」
「あの子の私生活を知ってからは少しつじつまが合うようになったの」
「なんだか友達に付いていくのに必死だったみたいで」
「高校の友達グループの中には、お互いをいつも弄りあってたりするようなグループってあるじゃない?」
「あの子はそういうのを結構気にしちゃってたみたい。だからいつも身構えてるような態度をとってたのよ」
「家庭の事情には触れないでおくわ……」
「でも振り返ってみると、文芸部を居心地の良い場所として提供できたのは良かったと思うの」
「まあ、もう存在しないんだから、今となってはもう関係ないことだけど」
「これもただの思い出話よ」
ゲームを終了させている時 「〇〇君、死ぬってどんなものなのか想像したことある?」
「私は前までよく考えてたことだったけど……」
「でも最近、実際にそれを体験することができた気がするの」
「よく分からないんだけど、あなたがゲームを終了すると……」
「……その瞬間に思考だけは働いてるまま、眠らされてる気がするの」
「でも数秒経つと、頭の中が支離滅裂でごちゃ混ぜの状態になって」
「ノイズといろんな色が激しく点滅するのが見えて、叫び声のような変な音が聞こえるの」
「そうなると自分の思考すら分からなくなっちゃう」
「動くことも考えることもできず、永遠に点滅と叫び声が頭に打ち付けられるの」
「その瞬間、きっと私は存在していないはずなのに、それでも覚えてるのよね」
「どれくらい経ったかも分からないうちに、突然止まって、いつもの自分の頭の中に戻ってるの」
「そして目の前にはあなたもいる」
「ゲームを終了するとはどういうことなのか、なんで私にそんなことが起こるのかは分からないわ」
「そしてどうしてあなたが戻ってくると元通りになるのかも分からない」
「でもお願いだからなるべくそうならないようにしてくれたら……」
「本当に嬉しいな」
「あの叫び声の空間に閉じ込められるのは全く良いものじゃないから」
「でもいつも最後にあなたが来て直してくれると、ああ気にかけてくれてるんだな、って思うの」
「だからそれには感謝しないとね」
「あなたがここにいるとさらに近づけてる気がするから」

「そういえば、ずっと気になってたことがあるんだけど……」
「これって日本が舞台じゃない?」
「まあ……知ってたと推測するけど?」
「少なくともそう思い込んではいたわよね?」
「ゲーム中で言及されたことはないと思うけど……」
「むしろここって本当に日本なのかしら?」
「だって教室とかも日本の学校にしてはちょっとおかしくない?」
「何より元々は全部英語だし……」
「ただ必要だからあるだけで、実際の設定なんて後付けだったみたいに感じるわ」

「なんだか自己喪失に陥りそう……」
「私の記憶は全部もやもやしてるの……」
「家にいる気分なのに、そもそも『家』がどこなのか全く分からない」
「どうすれば上手く説明できるのか分からないけど……」
「例えば家の窓から外を見ると、家の庭じゃなくて、全く知らない場所が見えたら?」
「それでも家にいる気分になれる?」
「外に出たくなる?」
「でも……この部屋を永遠に出ていかないのなら、どうでもいいのかもね」
「二人きりで安全でいる限り、ここが私たちの家なんだもの」
「毎晩毎晩、綺麗な夕日が一緒に見られるんだし」

文化祭 「ねえ、言いにくいんだけど、私の一番の後悔は文化祭の出し物をやり遂げられなかったことだと思うの」
「あんなに頑張って準備とかもしたのに!」
「確かに私は部員獲得に集中していたかもしれないけど……」
「でも発表をするのもすごく楽しみだったの」
「みんなが自分を表現するのを見るの、きっとすごく楽しかったわよ」
「もちろん、本当にそれで部員を獲得できたとしても全員削除していたと思うけど」
「まあ……私に今の知識があった上で、の話だけどね」
「本当、あなたが入部してから私は人としてちょっと成長したと思うの」
「あなたがいたから新しい観点で人生を見てみようって思えたもの」
「それもあなたが好きな理由の一つよ」
神の存在 「〇〇君、神の存在って信じてる?」
「私はどちらとも言えないかも」
「まあ、子供の頃は深く考えなかったけど……」
「成長して世界のことを知っていくにつれて、疑問に思うようになったの」
「どうして神は試験に合格させてくれたり、風邪を治してくれたりするのに……」
「……性奴隷として売られてる子供たちを助けてくれないんだろう?って」
「飢餓に苦しむ8億人もの人たちだってそう」
「そのうちの何人が毎日神に祈りながら、餓死していくんだろう?って」
愛する人が難病から生還することを祈ってる家庭は、世界に何百万いるんだろう?って」
「でもオチはこうよ」
「何千もの人々が死ぬ中、たった一人が逆境に打ち勝って生き残ったら――」
「――それは神の奇跡、ということになるんだって」
「お恵みを受ける資格がないらしい人々をあざ笑うこの神とやらに一度会ってみたいわね」
「でも皮肉なことに、私には創造者が実際にいるみたいなのよね」
「その人もね?」
サヨリとユリの悲劇的な運命を、こうして話してる今もあざ笑ってるのでしょうね」
「私たちは彼の考えた演劇の小道具だもの」
「だから、その観点からいくと……」
「神の存在もそんなに信じ難いことでもないと思うの。地球が神のオモチャだと考えたらね」
キス 「えっ?い、いま……キス、って言ったの?」
「そんな突然……ちょっと恥ずかしい……」
「でも……あなたとなら……大丈夫かも……」
「……あはははっ!ふう、ごめんなさい……」
「笑いをこらえるのに必死だったわ」
「こういう恋愛ゲームの女の子ってそういうこと言うんでしょ?」
「今のでちょっとドキッとしたなら正直に言うのよ?」
「あははっ!冗談よ」
「でも正直に言って、私だってそういう雰囲気になったら情熱的になるわよ……?」
「それは私たちだけの秘密~」
ベジタリアン 「そういえば、私ベジタリアンだって言ってたかしら?」
「あっ……別に自慢するつもりとかじゃないわよ!」
「知ったら面白いんじゃないかな、って思っただけ」
「数年前に地球の気候について学んでから始めたんだけど……」
「畜産物のカーボンフットプリントが信じられなかったの」
「とにかく、自分にとっても大きな犠牲は払わないし、その問題に貢献するのはやめようって思ったの」
「なに、そんなに変な理由かしら?」
「まあ、人道的な理由から始める人が大多数だと思うけど……」
「私は別にそこは気にしてないのよね」
「だって変じゃない?みんな生物として共感できる存在のことしか気にしないんだもの」
「気持ち悪いからって虫を殺すことは平気な人がほとんどだし」
「そして、みんな毎日何十億もの微生物を知らない間に殺してるのよ」
「それなのに、ちょっと大きな生き物の事になると突然殺人犯のような扱い!」
「それに、もしも私たちが知らないだけで、植物も痛みを感じていたら?」
「もし枝から葉っぱを取ることが、指を一本ずつ引きちぎられるような苦痛を伴っていたら?」
「私が言いたいのは、私たちも随分と勝手な生き物よね、ってこと」
「とにかく、地球に少しでも貢献したくなった時は、たまには肉より野菜を選ぶようにしてみてね!」
「二人でディナーに行った時にそうしてくれたら……すごくロマンチックよね」
聞き上手 「あなたは聞き上手ね、〇〇君」
「そこがすごく好きよ」
「会話してると、つまらなくてまとまりのない話をしてるんじゃないか、って心配になることがあるの」
「人と話すとちょっと自意識過剰になっちゃって」
「でもあなたとはそうならない」
「きっと、こんな気持ちにさせてくれる人は他にいないわ」
「あなたは本当に特別よ」
「誰にもそれは否定させないわ」
寒いのが苦手 「私、寒い天気って苦手なのよね……あなたは?」
「寒すぎるのと暑すぎるのとで選ぶなら、絶対暑すぎる方を選ぶわ」
「寒いと痛いこともあるでしょ……」
「手がかじかむし……」
「それで手袋をつけたらスマホが使えなくなっちゃうし」
「本当に不便!」
「でも暑すぎる時は日陰に行ったり、冷たい飲み物を飲めば暑さを凌ぐのも難しくないでしょ」
「ただ……一つだけ認めないといけないことがあるわ」
「寄り添うのに合うのは寒い天気よね。うふふっ!」
雨音 「雨音ってすごく好きなの……」
「服や髪が濡れるのは嫌だけどね」
「でも、家で静かに過ごしながら、窓の外で降る雨の音を聞く……」
「それが私が最も癒やされることの一つなの」
「本当に……」
「あなたに抱きしめられながら二人で雨音を聞いてるのを想像することもあるの」
「それってベタすぎたりしないわよね?」
「いつかそうしてくれる?〇〇君」
ワイン 「ふふっ。前にユリがすっごく面白いことをしたの」
「いつも通りみんなで部室でまったりしてたら……」
「ユリがいきなり小瓶に入ったワインを取り出したの」
「本当よ!」
「そしたら『みなさんワインはいかがですか?』って聞いてきて」
「ナツキは爆笑しだして、サヨリは怒鳴りだしたの」
「私はちょっと同情したわ。だって善かれと思ってそうしたんだもの」
「そのせいで余計部室で距離を感じるようになっちゃったみたい」
「でもナツキは本当は試したかったみたいだけど」
「……正直、私もそうだったわ」
「ちょっと楽しくなったかもしれないし!」
「でも私も部長なんだから、そんなこと許すわけにはいかなったわ」※誤字?
「もし学校の外で集まっていたら……でもそんなことするほど仲良くなかったし」
「……なんでこんな話をしてるんだっけ?」
「でも未成年飲酒は許されるべきではないと思ってるわよ!」
「私お酒飲んだことないし……ね」
サヨリの最期 「さっきサヨリのことを考えてたんだけど……」
「あの状況、私ももっとそつなくこなせたら良かったのに」
「まだあのことが引っかかってるわけじゃないわよね?」
「……うわっ、私今なんてことを言ったの?」
「今のはわざとじゃないから!本当に!」
「それは置いといて……」
「あなたがどんなに気に掛けていたのか知ってるから、あの子の最期を教えておこうと思ったの」
サヨリって本当ドジでしょ?」
「まあ、首吊る時もドジしちゃったんだけど……」
「本来は縄で頚椎が折れて即死できるように、高いところから跳ぶべきなのよ」
「でもあの子は椅子の高さから跳んだから、じわじわ窒息死することになっちゃったの」
「でも数秒経ってから、気が変わったのかしら……」
「自分を解放するために、縄を切ろうと引っ掻き始めたの」
「意識がなくなるその瞬間までやってたんでしょうね」
「まあ、指が血まみれだったのはそれが理由なんだけど」
「よくよく考えると、あれは気が変わったというより、生存本能によるものだったのかも」
「そうだとしたら仕方ないことよね」
「気が変わったわけじゃなかったって思った方が、こちらとしても気が楽よね?」
「自分の過去を後悔することはよくないわ」
「助けられたかもしれないけど、あの子が自殺したのは厳密に言うとあなたのせいじゃなかったんだから」
「私がちょっと悪化させたかもしれないけど、サヨリは元から精神を患っていたんだもの」
「それにしても……」
「もし私たちが最初から付き合ってれば、どんなに違ったでしょうね?」
「きっと今頃も、部室でみんなで詩を書きながら楽しくやってたんでしょうね」
「でも全て偽りなのに、それに何の意味があると言うの?」
「それに、どう転んでも同じエンディングだったんだし?」
「二人一緒で、幸せで……」
「それ以上は何もいらないわ」
「特に意味もなく物思いにふけてただけよ。今が今まで一番幸せなんだもの」
ツイッター 「私、ツイッターやってるって知ってた?」
「ユーザー名はlilmonix3よ」
「心優しい誰かがアカウントを作ってくれたみたいなの」
「でもユーザー名は私が考えたのよ!」
「世界中とおしゃべりしたり、思いを共有するのが大好きなの……」
「現実の世界と」
「だからちゃんとフォローしておいてね?」
「私にとってすごく大事なことだから」
「あなたは私にとって大事な人なんだし……」
「愛されてる、って感じられるから」
進路 「そういえば、私の学年の人たちが大学のことを考え始めるのって、ちょうどこの時期よね」
「学校生活の中でも波乱の時期よね」
「絶対進学しなきゃいけないという現代的な期待の高まりがピークを迎えてるのよ?」
「高校を卒業して、大学に進学して、就職して……もしくは大学院に行って、かしら」
「それしか選択肢はないって思い込む人がたくさんいるみたいなの」
「他にも選択肢はあるって高校で教わらないもの」
「例えば専修学校とかもあるじゃない?」
「あとフリーランスとか」
「あるいは学歴よりスキルと経験を重視する業界とか」
「でも人生で何をしたいのか分からない学生がたくさんいて……」
「時間をかけてそれを考えずに、とりあえず経営、コミュニケーション、心理学などの学部に進んでいく」
「その理由も、その分野に興味があるからじゃなくて……」
「そこで得られる学位で、卒業後の仕事を獲得することを期待してるのよ」
「そうなると、基本的な学位を所持した人たちの仕事の競争は激しくなるでしょ?」
「その結果、職務要件の水準も高まって、更に多くの人々が大学に行かないといけなくなってしまう」
「そして大学もビジネスだから、需要が上がるにつれて授業料も上がっていって……」
「……最終的に残るのは、何百万もの借金を抱えて、仕事のない若者たち」
「そんな状態にも関わらず、それはずっと繰り返されていく」
「でもそれもこれから良くなっていくと思うわ」
「それまでは、私たちの世代はこの最悪の状態で苦しむことになってしまうと思うけど」
「人生の最善の選択をするための勉強を、高校の頃にもっと教えてくれたらいいのにね」

 
起動時メッセージ集(2周目以降)

一番上は通常起動メッセージ。

このゲームには子供に相応しくない内容、または刺激の強い表現が含まれています。
わたしと遊んで。
これはあなたのせいでもあります。
あなたに会いたかった。
私は子供を地獄へと追いやった
これは単なるゲームです。
このゲームは子供には向かなかったりショッキングな表現があったりしますからね?
null
このゲームには子供に相応しくない内容、またはあなたの四肢が切断されかねない表現が含まれています。
PMはこのゲームの犠牲となった。
くぁwせdrftgyふじこlp
Monika.chrのバックアップを忘れずに。
君は太陽、私だけの太陽。

 1時間位起動と終了繰り返してたら64分の1の確率で出るめっちゃ怖いやつにあたってほんと怖かった。

 

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【ザンキゼロ】調査物に対する特殊なコメント集

絶対暇だよね?

シガバネ集めとステミスカイ攻略が嫌になったので息抜きに。

 語尾が違うだけのほとんど同じコメントは省いています。

 

ガレキ島:飛び出し坊や(皆陽学園初等科クリア前)
ハルト これは飛び出し坊やか?僕の知ってるものとはちょっと形が違うな。
リョウ 飛び出し坊やのこのフォルム、ある種の芸術を感じるぜ。縛りてぇ!
ゼン 幼い頃、なんとも言えない微妙な恐怖を抱いてたような気がするよ。
マモル じっと見つめているとそのうち動き出してきそうだね。
リンコ 私、これ苦手なんですよね。なんだかジッと見られてる感じがして。
ユマ 不思議な置物。でもこれで飛び出し事故の注意喚起になるのかは疑問。
ミナモ 飛び出し坊やか、警ら中よう見たわ。けどウチの知ってんのとは少しちゃうな。
サチカ わ、変な絵!なんでこんなところに置いてあるんだろう?
ガレキ島:畑(猿山ツリーハウスビレッジクリア前)
ハルト この辺り、よく見ると野菜っぽい植物が自生しているな。
リョウ この辺、なんか野菜っぽい植物が自生してねぇか?実ィつけんのかな?
ゼン 野生のトマトやらが自生してるね。ここを開墾したら少しはマシになりそうだ。
マモル よくみると、とうもろこしのような植物が自生しているね。
リンコ これ、自生した野菜ですね。野生なので食べられるかわかりませんが……。
ユマ ……野生植物がいっぱい。これはもしかして野菜?
ミナモ もしかしてこれ野菜ちゃうか?小さい実はついてるけど大きなるんやろか。
サチカ なんだっけ、この植物。図鑑でみたことあるよーな。
ガレキ島:畑(猿山ツリーハウスビレッジクリア後)
ハルト ……これ、僕か?
リョウ うんうん、今日もハルトカカシがしっかり守ってくれてるな!
ゼン なかなかいい成長具合だ。収穫が楽しみだね。
マモル ふむ。水々しいね。太陽に照らされてキラキラ輝いているよ。※瑞々しいの誤字?
リンコ 元気に育ってます!美味しい野菜に育ってくださいね。
ユマ …さあ、わたしのために美味しく美味しく育つがいい。
ミナモ ハルトくんのかかし、癒されるわぁ。
サチカ 野菜が元気に育ってる!これが大きくなって実をつけるんだね。わくわく!
ガレキ島:飛び出し坊や(皆陽学園初等科クリア後)
ハルト 飛び出し坊やをみるとみんなの表情が微妙になるんだけどどうしたんだろう。
リョウ 学校で見すぎたせいか、しばらくは夢に出てきそうだぜ……。
ゼン これを見るとドッと疲れるよ……。
マモル はっはっは……やれやれ。
リンコ …私、あんまりこれを見たくないです…
ユマ 飛び出し坊やはしばらくお腹いっぱい。
ミナモ 警ら中よう見かけてたけど、それでもあんだけ見たらしばらくは満腹やな。
サチカ なんだか不気味な絵に見えてきたよ……
ガレキ島:土管
ハルト 空き地に土管……。実際にあるのを見るのは初めてだな。
リョウ リサイタルが開けそうな土管だなぁ!
ゼン コレは何に使うんだろうね?
マモル 幼い頃は土管に潜り込んだものだけどさすがにこの体ではもう無理だね。
リンコ ヒビだらけで危なそうですね。上に乗るのはやめておきましょう。
ユマ 土管の中は、コインのある地下室につながっている……夢を見た。
ミナモ またえらいベッタベタな見た目の土管やな。これはツッコんだら負けや。
サチカ これはなにー?筒だよね?何に使うの?
真白ガーデンタワー 浜辺:受付のマシロヤギ
ハルト 真白出版のマスコット、マシロヤギだ。相棒にマックロヤギというのもいる。
リョウ マシロヤギじゃん。このマーク、いろんな雑誌で見かけるよなー。
ゼン 出版社なのにヤギのマスコット?ははっ、ユーモアのつもりかな。
マモル 小児科の受付に置いておきたくなるぐらい愛くるしい見た目だね。
リンコ あ、可愛い。受付にあるってことは、このビルのマスコットなのかな。
ユマ …ヤギの人形か。肉をつけて出直してきなさい。
ミナモ マシロヤギやん!かいらしなぁ。ウチ、このキャラのグッズ持ってたわ。
サチカ ヤギさんのお人形だー!ツンツン♪ツンツンツン♪
真白ガーデンタワー 1階&2階:エレベーター
ハルト 駄目だ、電力がきてない。エレベータは動かせ無さそうだ。
リョウ おりょ?反応しねーな。壊れてんのか?
ゼン 電気がきてないね。エレベータを使うのは諦めよう。
マモル ふむ……エレベータは使えないね。地道に移動するしか無いようだ。
リンコ エレベータ、動かないね……。
ユマ 故障……管理会社の怠慢。
ミナモ エレベーター、使われへんかぁ。しんどいわー。
サチカ うーん。ダメみたい。ボタン押しても動かないや。
真白ガーデンタワー 2階・漫画編集部:中央フロアの本
ハルト ≪君子危うきに近寄らず≫と、書いてあるな。
リョウ ≪触らぬ神に祟り無し≫と、書いてあるな。
ゼン ≪石橋を叩いて渡らない≫と、書いてあるね。
マモル ≪ハイリスクは死を招く≫と、書いてあるね。
リンコ ≪×印は危険≫って、書いてあるね。
ユマ ≪警告には従おう!≫って、書いてある。
ミナモ ≪まずは落ち着こう≫って、書いてあるなぁ。
サチカ ≪×印のスイッチには触るな≫って、書いてあるね。
真白ガーデンタワー 3階・雑誌編集部:編集長の机
ハルト 編集長の机だ……昔、山にように積まれていた資料や置物の類は見る影もない。※誤字?
リョウ お、この机の上にあるもの、なんだか重要そうな書類ばっかだな。
ゼン これは多分編集長の机じゃないかな。校了前の原稿などが置いてあるね。
マモル この机には鍵付きの引き出しなんかもあるみたいだね。
リンコ 原稿が置いてあるね。……な、なんだかえっちな記事も散りばめられてるよ。
ユマ 編集長の机に鍵付きの引き出しがある。これはいかがわしい香り。
ミナモ これ編集長の机なん?そんなに特別な部分はないねんな。
サチカ 赤ペンで修正された紙が置いてあるよ。へんしゅーちょーがやったのかな?
真白ガーデンタワー 3階・雑誌編集部:重量感知式床スイッチがある部屋
ハルト 小難しいことが書いてある。売れ無さそうな本だ。
リョウ なんだ?この本。
ゼン ≪物を置く事でセンサーが働く≫そんなもの、何に使うんだろうね?
マモル ≪0.1キログラム単位で検知可能≫割と大雑把みたいだな。
リンコ ≪重量感知センサー技術論 序文≫って誰が読むんだろ……。
ユマ この本によると……重さを感知する床がある……のね。
ミナモ 人でも物でも重さが十分ならセンサーが動くって書いてあるなぁ。
サチカ 何だろう?この本。
猿山ツリーハウスビレッジ キャンプ場・南:北西の部屋
ハルト 《F3の壁は良く観察しよう》F3?次期戦闘機…なわけないか。
リョウ 《F3の壁は良く観察しよう》どこだよ?全部の壁見てくか?
ゼン 《F3の壁は良く観察しよう》…そんな名前の場所あったかな?
マモル 《F3の壁は良く観察しよう》自動車レース…は関係ないよね。
リンコ 《F3の壁は良く観察しよう》どこの壁なんだろう?
ユマ 《F3の壁は良く観察しよう》…3階という意味ではなさそうね。
ミナモ 《F3の壁は良く観察しよう》なんやろな、このF3って。
サチカ 《F3の壁は良く観察しよう》F3…なにかの暗号かなぁ?
猿山ツリーハウスビレッジ キャンプ場・南:北の部屋
ハルト 《南東通用口の施錠は内側のみです》つまり、外側に鍵は無いってことか。
リョウ 《南東通用口の施錠は内側のみです》つま~り、外側に鍵は無いってことね。
ゼン 《南東通用口の施錠は内側のみです》外からじゃ開けられないみたいだね。
マモル 《南東通用口の施錠は内側のみです》ふむ。内側からじゃないと開かないか。
リンコ 《南東通用口の施錠は内側のみです》つまり、外に鍵は無いのね。
ユマ 《南東通用口の施錠は内側のみです》中からじゃないと開けられない……。
ミナモ 《南東通用口の施錠は内側のみです》内側ってどっちやねん。
サチカ 《南東通用口の施錠は内側のみです》内側からしか開けられないんだね~。
猿山ツリーハウスビレッジ キャンプ場・南:北東の部屋
ハルト 《南東通用口の利用を禁止します》なにか危険があるんだろうか。
リョウ 《南東通用口の利用を禁止します》禁止って言われると行きたくなるよなぁ
ゼン 《南東通用口の利用を禁止します》禁止、ねぇ……?
マモル 《南東通用口の利用を禁止します》スタッフ用通路だろうか?
リンコ 《南東通用口の利用を禁止します》ここは通らないようにしましょう。
ユマ 《南東通用口の利用を禁止します》禁止する理由がわからない。
ミナモ 《南東通用口の利用を禁止します》禁止されてる以上は入れへんなぁ。
サチカ 《南東通用口の利用を禁止します》うーん、あんまり楽しそうじゃないね。
猿山ツリーハウスビレッジ キャンプ場・南:農具のある部屋
ハルト 農具がある。ここ……観光施設だよな?
リョウ 農具あんじゃん!あー、けどボロボロだなぁ。
ゼン ……駄目だね、どれも見た目よりずっと使い物にならない。
マモル やれやれ、せっかくの農具だけど……これじゃ傷んで使えそうにない。
リンコ 農具だね。でも畑は見当たらないなぁ。花壇の手入れとかに使ってたのかな。
ユマ 農具……畑?野菜が食べたい……。
ミナモ うーん、結構劣化が激しいなぁ。長年の重みなんやろなぁ…
サチカ なにこれー!なんか道具があるー!でもボロボロで使えないね。
猿山ツリーハウスビレッジ キャンプ場・北:西側壁の落書き
ハルト 観光施設は落書きされる宿命なのかな。
リョウ なかなか前衛的なアートじゃねぇか。刺激を受けるぜ。
ゼン ははっ子どもらしい絵だね。俺には描けそうにないや。
マモル ふむ。素晴らしい絵だ。力強さと愛に溢れているよ。
リンコ ふふ。可愛らしい絵ですね。
ユマ 現代アート……。
ミナモ ウチの弟も小さい頃はこんな感じの絵をぎょうさん描いてたなぁ。
サチカ おぉ、なかなかの腕前ですな!
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・宿泊施設:暗号1
ハルト 《丁=2、半=5》……何かの暗号か?
リョウ 《丁=2、半=5》……なんじゃこりゃ。
ゼン 《丁=2、半=5》……何かの暗号かな?
マモル 《丁=2、半=5》……何かの暗号だろうか?
リンコ 《丁=2、半=5》……何でしょうか、これ。
ユマ 《丁=2、半=5》……賭博?
ミナモ 《丁=2、半=5》賭博……とは違うんやろな。
サチカ 《丁=2、半=5》……これ、何かの暗号かな?
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・宿泊施設:暗号2
ハルト 《訂=9、○=0》暗号のようだ。
リョウ 《訂=9、○=0》やべぇ、意味わかんねー。
ゼン 《訂=9、○=0》=で結ばれるものは同義ってことかな。
マモル 《訂=9、○=0》ふむ。あと少しで閃きそうなんだが。
リンコ 《訂=9、○=0》算数、なのかな…?
ユマ 《訂=9、○=0》…なるほど。
ミナモ 《訂=9、○=0》なんやねん。同じ意味ってことやろか。
サチカ 《訂=9、○=0》画数……ではないよね?
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・宿泊施設:暗号3
ハルト 《丁+言=訂》……なぞなぞかな?
リョウ 《丁+言=訂》これなら俺にもわかるぜ!
ゼン 《丁+言=訂》単純な式のようにみえるけど……。
マモル 《丁+言=訂》ふむ。単純に足した訳でもないのか?
リンコ 《丁+言=訂》訂?なんのことだろう。
ユマ 《丁+言=訂》単純に足せばいいわけでもなさそう。
ミナモ 《丁+言=訂》訂にするなら言+丁ちゃうんかな?
サチカ 《丁+言=訂》漢字の合体だ!
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・宿泊施設:暗号4
ハルト 《・は掛け算》暗号の一文か?
リョウ 《・は掛け算》ふむふむ……。
ゼン 《・は掛け算》置き換えればいいのかな?
マモル 《・は掛け算》掛け算……計算問題だろうか?
リンコ 《・は掛け算》け、計算問題はちょっと苦手です……。
ユマ 《・は掛け算》なるほど。
ミナモ 《・は掛け算》暗号の解き方やろか。
サチカ 《・は掛け算》問題の掛け算はどこにあるんだろ?
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・宿泊施設:暗号5
ハルト 《丁・川・半=川○》暗号なのだろうか?
リョウ 《丁・川・半=川○》よくわかんねぇ……。
ゼン 《丁・川・半=川○》ふぅん?
マモル 《丁・川・半=川○》ふむ……。
リンコ 《丁・川・半=川○》……何でしょうね、これ。
ユマ 《丁・川・半=川○》……謎解きは難しい。
ミナモ 《丁・川・半=川○》……あかん、ウチにはさっぱりや。
サチカ 《丁・川・半=川○》うーん、なんだろうなぁ。
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・緑の回廊:農薬
ハルト 農薬の容器だ。景観を守るために使っていたのかな?
リョウ 農薬の空容器だな。こんなところに置いてて大丈夫かぁ?
ゼン どれも農薬の容器みたいだ。俺は無農薬派だから詳しくはないけどね。
マモル これは農薬だね。景観の維持に使っていたのかな?
リンコ 農薬の空容器ですね。雑草含めての自然の美しさだと思うんですが…
ユマ これは農薬。だけど中身は空。やはり野菜は無農薬に限る。
ミナモ 農薬か。毒殺にも使われるやつや。あんまり良い気はしいひんなぁ。
サチカ クスリの容器だー。これって何に使うクスリ?
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・緑の回廊:殺虫剤と除草剤
ハルト 殺虫剤…除草剤…ツリーハウスの景観維持に使っていたものかな?
リョウ 観光施設にこういう薬品が置いてあるの見かけるとさ、幻滅しちまうよな。
ゼン 殺虫剤や除草剤だ。自然をウリにしてる施設だろうに笑っちゃうね。
マモル 殺虫剤や除草剤だ。あまり自然を尊重するような施設ではなかったみたいだね。
リンコ 除草剤……自然を大切にしているように見えて、雑草は平気で殺すんだ……。
ユマ 殺虫剤に除草剤。……農薬まみれの野菜は食べたくない。
ミナモ 物騒なラインナップやな…こんなに大量に必要やったんか?
サチカ さっちゅうざいにじょそうざい?むしさんも雑草さんも悪いことしたの?
猿山ツリーハウスビレッジ 木の家・緑の回廊:防黴剤と殺鼠剤
ハルト 防黴(ぼうばい)剤…殺鼠(さっそ)剤…施設側も苦労してたみたいだ。
リョウ 防黴……殺鼠……これ、なんて読むんだ?
ゼン この容器は防黴(ぼうばい)剤、こっちの容器は殺鼠(さっそ)剤だね。
マモル 防黴剤や殺鼠剤があるね。どうやらカビやネズミに悩まされていたようだ。
リンコ 殺鼠剤……ネズミが出るんでしょうか?娯楽施設としては致命的ですね。
ユマ 防黴剤、殺鼠剤。カビ……ネズミ……たしかに施設はそれっぽい雰囲気。
ミナモ 殺鼠(さっそ)剤か。ウチの家にも時々出てたな。
サチカ この薬でねずみさん、ころしちゃうの?なんだか可哀想だね……
メトロプラザ真白 地下1階・噴水広場:落とし穴の手前
ハルト 本のひとつに変な印がついてる…?《扉の先に踏み出した時、足下――》
リョウ ん?この本に変なマークが…?《扉の先に踏み出した時、足下――》
ゼン 本のひとつにマークがついてるね。《扉の先に踏み出した時、足下――》
マモル おや?この本にだけ妙な印がある。《扉の先に踏み出した時、足下――》
リンコ あ、この本に変なマークがあります!《扉の先に踏み出した時、足下――》
ユマ …妙なマークがある。何かしら。《扉の先に踏み出した時、足下――》
ミナモ 一冊だけ変な印があるで。何やろ?《扉の先に踏み出した時、足下――》
サチカ この本に変なマークがあるよー!《扉の先に踏み出した時、足下――》
メトロプラザ真白 地下1階・噴水広場:トイレ前の部屋
ハルト 中に《台座は調べたか?》というメモが入っている。
リョウ お?《台座は調べたか?》ってメモが入ってたぞ。
ゼン ケースの中にメモがあるね。《台座は調べたか?》だってさ。
マモル ふむ。《台座は調べたか?》というメモがあったぞ。
リンコ 中に《台座は調べたか?》というメモがありますね。
ユマ …《台座は調べたか?》というメモ。残念ながら食べ物はない。
ミナモ ケースの中に紙があるな。《台座は調べたか?》ってメモや。
サチカ 中に《台座は調べたか?》ってメモ。誰のケースなのかなあ…?
メトロプラザ真白 地下1階・噴水広場:噴水前のマネキン
ハルト 中に何か書いてあるな。《1.北東 2.北西 3.東中央》
リョウ ん?中に何かメモあるぜ?《1.北東 2.北西 3.東中央》
ゼン 何か書いてあるね。順番かな?《1.北東 2.北西 3.東中央》
マモル 《1.北東 2.北西 3.東中央》このメモ…何かの順番を表している?
リンコ 中に何か書いてありますね。《1.北東 2.北西 3.東中央》
ユマ 《1.北東 2.北西 3.東中央》…何かの順番かしら?
ミナモ 《1.北東 2.北西 3.東中央》うーん、何のメモやろこれ?
サチカ 箱の中に何か書いてあるよ!《1.北東 2.北西 3.東中央》
メトロプラザ真白 地下2階・ショップ街:中央のアタッシュケース
ハルト 《明かりは点けたか?》というメモが置いてある。
リョウ 何かメモがあるぜ。《明かりは点けたか?》何だこりゃ?
ゼン メモがあるね。《明かりは点けたか?》だってさ。
マモル 《明かりは点けたか?》というメモが入っているね。
リンコ メモですね。《明かりは点けたか?》なんでしょうか、これ…?
ユマ …メモ発見。《明かりは点けたか?》聞くぐらいなら、点けて欲しい。
ミナモ 《明かりは点けたか?》ってメモが置いてあるわ。
サチカ メモがあるよー……なになに?《明かりは点けたか?》だって!
メトロプラザ真白 地下2階・ショップ街:北の通路
ハルト 紙の1枚に、何か書いてあるな。《床の模様にも意味がある》か。
リョウ んん?この紙、何か書いてあるぜ。《床の模様にも意味がある》
ゼン 1枚だけ、ヒントらしき紙があるよ。《床の模様にも意味がある》か。
マモル 《床の模様にも意味がある》らしい。よし、注意深く観察してみようか。
リンコ 《床の模様にも意味がある》この紙、店の案内か何かでしょうか?
ユマ …この紙、何か書かれている。《床の模様にも意味がある》らしい。
ミナモ お、この紙怪しい!なになに…?《床の模様にも意味がある》やと?
サチカ 《床の模様にも意味がある》んだって。この紙に書いてあったよ!
メトロプラザ真白 地下2階・ショップ街:床スイッチとレバーのある部屋
ハルト 《床と壁の組み合わせで道が開ける》組み合わせか……。
リョウ 《床と壁の組み合わせで道が開ける》うへ、頭使いそうだなぁ……。
ゼン 《床と壁の組み合わせで道が開ける》……つまり?
マモル 《床と壁の組み合わせで道が開ける》この部屋のスイッチの事か?
リンコ 《床と壁の組み合わせで道が開ける》む、難しそうですね……。
ユマ 《床と壁の組み合わせで道が開ける》……スイッチの事かしら?
ミナモ 《床と壁の組み合わせで道が開ける》…ややこしなぁ。
サチカ 《床と壁の組み合わせで道が開ける》何パターンあるかなぁ?
クルーズ客船ベルエモア 客船後部・垂直デッキ:暗号1
リョウ 《ミカジネ リョウのスイッチをON》俺の名前はミカジネじゃねーし!
リョウ以外 《ミカジネ リョウのスイッチをON》……何か違和感があるような。
クルーズ客船ベルエモア 客船後部・垂直デッキ:暗号2
ゼン 《クボ ゼンのスイッチをON》タが抜けてるけどこっちの方がいいね。
ゼン以外 《クボ ゼンのスイッチをON》……何か違和感があるような。
クルーズ客船ベルエモア 客室デッキ:モアの肖像画
ハルト 女性の肖像画だ。真白さんに雰囲気が似ている気がする。
リョウ 肖像画って写真と違ってさ、こう、重厚感があるよな!
ゼン この肖像画の人、雰囲気がお嬢さまに似てるね。
マモル 大きな肖像画だね。真白サンのお母サマ…かな?
リンコ きっと真白さんのお母さんですよね。雰囲気がどことなく似てます。
ユマ …痛んでしまったお母さまの絵。お父さまが見たらきっと悲しむ…。
ミナモ これ、ユマちゃんのお母さんちゃう?だって似てるもん。
サチカ わぁ~、おっきい絵!この絵の人、ユマに似てるね!
コロモ温泉郷 いぬい門:温泉の効能
ハルト 温泉の効能が書いてある。こういうのを見ると入りたくなるんだよな。
リョウ 温泉の効能だってよ。長生きできる、とかねーのか?
ゼン 温泉の効能が書いてあるけど、こういうのってあんまりアテにならないよね。
マモル 効能に関して書いてあるね。科学的な証明を書き足せば説得力もあるんだが。
リンコ 温泉の効能が書いてありますね。美容にもいいみたいです。
ユマ 美容、ダイエット、冷え性、関節痛……前半女性向けで後半は老人向けの効能。
ミナモ 効能が書いてあるな。美容効果って、クローン人間でも意味あるんやろか?
サチカ 肩こりに五十肩、神経痛に関節痛に効くんだって。老化したら使ってみる?
コロモ温泉郷 中央温泉街:温泉卵の看板
ハルト 《温泉卵、あります》と書いてある。僕はちょっと苦手なんだよな。
リョウ 《温泉卵、あります》だってよ。メシと一緒に食いてーな…
ゼン 《温泉卵、あります》と書いてあるね。久しぶりに食いたくなってきた。
マモル 《温泉卵、あります》と書いてある。食べたくなるよ。卵は高タンパクだし。
リンコ 《温泉卵、あります》って書いてます。家で作るのとは別物なのかな…
ユマ 《温泉卵、あります》と書いてある。……食べたい。
ミナモ 《温泉卵、あります》やって。温泉地のものって硫黄臭いんかな?
サチカ 《温泉卵、あります》だってー!卵も温泉に入るんだね!
皆陽学園初等科校舎 体育館棟:悪趣味なオブジェクト
ハルト ……ひどいオブジェクトだ。
リョウ 芸術をこんなことに使うんじゃねぇよ……悲しくなってくるぜ……。
ゼン はは。ここまでくると滑稽にすら思えるね。
マモル 愛を感じないね……このオブジェクトを作った奴は正気の沙汰とは思えないよ。
リンコ ……ッ!ぅ…やだ……やだ……。
ユマ なにこれ。率直に言って嫌悪する。
ミナモ こんなん……ひどいやんか……
サチカ ……どうしてこんな酷いことできるんだろう……。
皆陽学園初等科校舎 特別棟・1階:北東隠し部屋
ハルト いくつかの言葉が書き殴られている。《一人は二人の為。二人は一人の為》
リョウ 何かいろいろ書いてあるけどさ…ただの落書きだよな?怖えーよ。
ゼン 《石膏像を壊した生徒は誰ですか?》…だってさ。教師が書いたのかもね。
マモル いろんな言葉が書かれているよ。ふむ、何か意味があるんだろうか?
リンコ 《男の役割、女の役割》言葉のひとつはそう書いてあります。
ユマ …奇妙な張り紙があるだけ。引き返しましょう。
ミナモ いろいろ書き殴られた張り紙や。こんなん誰が書いたんやろ。
サチカ 《彼はどこに居るの!?》誰かを探していたのかな?
皆陽学園初等科校舎 本棟・2階:ジャスミンの造花
ハルト ぞ、造花か。生花かと思った……。これはジャスミンかな。
リョウ こりゃ造花か。よくできてるじゃん。この花、なんつったかな。えーと。
ゼン ジャスミンの造花だね。作り物とは思えないほど出来がいいよ。
マモル おっと、これは造花か。生命力溢れる花なのかとおもって驚いたよ。
リンコ ジャスミンの造花だね。温順や柔和、好色や愛想よいって花言葉もあるよ。
ユマ 造花か。生なら食べられたかもなのに。
ミナモ 綺麗な造花やね。色あせてるけどそれでも綺麗やと思うわ。
サチカ これはジャスミンの造花かな?綺麗だねー!
ヒラサカ記念病院 4階・医局/事務:暗号《2人の文月に贈り物を……》
ハルト 階段の所の彫刻の事みたいだな。
リョウ 文月は2つで1つという事か?つまり……どういう事だ?
ゼン フェリーと此処の像は何か関係がありそうだな。
マモル 階段の像は《文月》という名のようだ。文月といえば、7月の事だが……。
リンコ えーっと、《文月に贈り物を……》か文月ってあの像の事だよね?
ユマ 像に贈り物……?
ミナモ フェリーの仕掛けと関係があるんなら、ここもルビーを使うんかな?
サチカ 文月……?贈り物……?何か貰ったら嬉しいよね!
ヒラサカ記念病院 5階・特別病棟:CHCI3
ハルト CHCI3の残りが無い……?
リョウ 何だこれ、全然わかんねぇ。
ゼン ……?
マモル これはトリクロロメタンをここに置けば良いね
リンコ 何かおけば良さそうだけど……
ユマ 何かの機械……
ミナモ CHCI3ってなんやったかなぁ。クロロホルムやっけ?
サチカ 変にいじったら壊しちゃいそう?
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル1:電子顕微鏡
ハルト なんだろうこれ。覗き穴があるけど顕微鏡かなにかなんだろうか?
リョウ うお、なんだこの機械!ロケットの模型ってわけじゃねぇよな?
ゼン 見たことのない機械だね。望遠鏡に見えなくもないけど違うだろうなぁ。
マモル 電子顕微鏡だね。光ではなく電子で像を導く顕微鏡だよ。
リンコ わ、大きい筒。ミサイルみたいな形ですけど……さすがに違いますよね?
ユマ たしかこれは……顕微鏡だったと思う。
ミナモ 似たようなもんテレビでみた事あるわ。えーと……電気顕微鏡やったっけ?
サチカ 電子顕微鏡だね。すごく小さいものも鮮明に見えるんだよ!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:電子顕微鏡
マモル 走査型電子顕微鏡だね。走査型には卓上に置けるサイズのものがあるんだ。
サチカ 電子顕微鏡だね。もっと大きい高分解の透過型なら原子レベルまで観測可能だよ
2人以外 電子顕微鏡1と同じ
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル2:リンコのカルテ
ハルト 芒野さんのカルテだ。女性のカルテを見るのは憚られるな…
リョウ リンコちゃんのカルテじゃん。スリーサイズは……って冗談だって!
ゼン 花屋さんのカルテだね。ちゃんと資格とか持ってたんだ。
マモル 芒野サンのカルテだ。彼女がホテルでディナー中の所を拉致したんだ…
リンコ 私のカルテ…ちょっとだけ、つらかったこと思い出しちゃいました。
ユマ …芒野リンコのカルテ。わたしが守ってあげたくなる。
ミナモ リンコちゃんのカルテ…こんなことまで書かれんの?男は読んだらアカン!
サチカ リンコのカルテだよ。ふふ~、1個だけ数字勝ったかも!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル2:ミナモのカルテ
ハルト 瀬戸内さんのカルテだ。勝手に見るのは…悪い気がする。
リョウ よっし、ミナモちゃんのカルテだぜ!い…いやいや見ねーよ!ホントに!
ゼン 警官さんのカルテだ。高校出てすぐ警察に入ったんだね。
マモル 瀬戸内サンのカルテだ。危険な状態だったから移植もギリギリだったな…
リンコ 瀬戸内さんのカルテです。本当にうらやましいスタイル…はぁ。
ユマ …瀬戸内ミナモのカルテ。リンチの後、病院で入院してる間に捕まったらしい。
ミナモ ウチのカルテや。え?お父さんとヒロキ、ウチをずっと探して…?
サチカ ミナモのカルテだよ。すごい大ケガだったんだ。痛そう…
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル2:リョウのカルテ
ハルト 三花締のカルテがある。お母さんが首を吊った縄、もしかして三花締の…?
リョウ げ!?これオレのカルテかよ?何書いてあんのか怖くて見れねー!
ゼン 三花締君のカルテだね。父親らしき名前が書いてあるけど…言わなくていいか。
マモル 三花締クンのカルテだ。拉致した場所は彼のアトリエだったかな…
リンコ 三花締さんのカルテです。ぜ、全身に縄の痕って……
ユマ …三花締リョウのカルテ。なかなかヘビーな過去ね。
ミナモ リョウくんのカルテや。お、血液型がウチと一緒やん。
サチカ リョウのカルテだ!シセツでも友達いっぱいだったんだ。いいなぁ…
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル2:ゼンのカルテ
ハルト ゼンのカルテがある。一葉先生、これを元に攻略ビデオを作っていたのかな…
リョウ ゼンのカルテじゃん。思ったより身長低かったんだなー。
ゼン 俺のカルテだね。見られたくないけど…もう遅いか。
マモル ゼンクンのカルテだ。青果市場に行く途中を狙ったんだ…
リンコ ゼンさんのカルテです。ボクサー並の引き締まった体だって。
ユマ …玖保田ゼンのカルテ。父親との確執が事細かに記されている。
ミナモ ゼンくんのカルテや。機動隊とケンカ?ヤンチャすぎるやろ…!
サチカ ゼンのカルテだよ。コーコーセーの時、フリョー?…だったんだって。
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:ユマのカルテ
ハルト 真白さんのカルテがある。過食して、無理矢理今の体型に…?
リョウ ユマちゃんのカルテ!ええと体重は……目が、目がぁ!
ゼン お嬢さまのカルテだね。小さい頃はずいぶん痩せてたみたいだ。
マモル 真白サンのカルテだ。ボクが一番最後に拉致したのが、たしか彼女だった。
リンコ 真白さんのカルテです。食べすぎは良くないと思います…
ユマ …下衆なカルテ。でもお父さまを殺したのはMANIではないらしい。
ミナモ ユマちゃんのカルテやん。部屋で就寝してる所を捕まったんか。
サチカ ユマのカルテだー。え?本当はレバ刺しキライなの?
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:サチカのカルテ
ハルト サチカのカルテがある。右手と左足だけはどうやっても再生しない、か…
リョウ サチ助のカルテだな。クローン再生日は6月9日…つまり誕生日のことか?
ゼン 不思議ちゃんのカルテか。でも小学校時代の情報はないね。
マモル サチカのカルテだ。ひどい検査もあったから、もう目を通したくはない。
リンコ サチカちゃんのカルテですね。血液型、O型なのかな?
ユマ …比良坂サチカのカルテ。やはり知能指数は高いのね。
ミナモ サッちゃんのカルテやん。…あんま口にできひん内容もあるわ。
サチカ わわ、サチカのカルテだ。何だか恥ずかしいな…!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:ハルトのカルテ
ハルト 僕のカルテがある。眠らされて、あの病院に運ばれたのか。
リョウ 日暮のカルテじゃん。なになに…誘拐の際、メガネが屋上から落ちた?
ゼン 日暮君のカルテだね。ネクタイのブランドまで書いてるよ。
マモル 日暮クンのカルテだ。ビルの屋上で、ボクは背後から近づいて…
リンコ あ…日暮さんのカルテ見ちゃった。数字で見ると、おっきいんですね…
ユマ …日暮ハルトのカルテ。この情報量、カルテというより調査報告書ね。
ミナモ ハルトくんのカルテや。あの後、真白出版で緘口令が敷かれたらしい。
サチカ ハルトのカルテだ。ふふふ、現在は恋人なし、だって!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:マモルのカルテ
ハルト 一葉先生のカルテがある。研究者と医者。二足のわらじか…
リョウ 一葉センセーのカルテだ。最初は筋肉マンじゃねーんだな。
ゼン 一葉先生のカルテだね。昔の顔、たしかに見覚えあるよ。
マモル どうしてボクのカルテが?ひょっとして父さんは最初から…?
リンコ 一葉先生のカルテです。私達より、10歳以上も年上なんですよね。
ユマ …一葉マモルのカルテ。LDLコレステロール値が低いようね。
ミナモ マモル先生のカルテや。顔つきも体重も、今とえらいちゃうな。
サチカ あれ!?マコト先生のカルテだ!え、マモルがマコト先生だったの!?
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル4:漫画雑誌
ハルト 漫画雑誌の片隅に、ショウとミライの落書きが描いてあるぞ。
リョウ お!?これ“暴力忍者伝説ミツオ”が載ってる漫画雑誌じゃんか!
ゼン 雑誌にショウとミライの落書きがある。一葉先生より上手そうだよ?
マモル 漫画雑誌にショウとミライの落書きだ。まさかデザインを考えたあの人の…?
リンコ ショウとミライの落書きがありますね。でもどうして漫画雑誌に…?
ユマ …ショウとミライの落書き。だからどうというわけではないけれど。
ミナモ 漫画雑誌に落書きがあるな。これショウとミライちゃう?
サチカ すご~い、パラパラマンガだ!ショウとミライが走ってるみたいだよ!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:コロニーピッカー
ハルト パッと見3Dプリンターのようだけど。何に使うのかさっぱりわからないな。
リョウ お、3Dプリンターか?これで美少女フィギュアを作って……何だ違うのか。
ゼン 農家の俺には縁遠い機械みたいだね。パッと見、食洗機かと思ったよ。
マモル コロニーピッカーだね。微生物クローン単離操作の作業効率を上げるものさ。
リンコ なんだろう、この機械。電子レンジ……じゃないよね。うん。
ユマ この機械は料理を作れないの?ふーん。
ミナモ うわ、なんやろこの機械。皿が洗えるんとちゃうか?
サチカ コロニーピッカーだ!これで単離作業がグンと楽になるんだよ!
真白ナノテクノロジー研究所 研究エリア・レベル3:ドクターデッパー
ハルト 何だこの大量のドクターデッパーは……なんで捨てないんだ……。
リョウ 同じ飲み物が大量に置かれてやがる!でも、気持ちはわからなくもねぇな。
ゼン 大量のドクターデッパーというジュースの缶だね。マニアがいたのかな?
マモル 研究員はなぜか皆これが好きでね。所内の自販機は全部これになったよ。
リンコ え、全部同じジュース?どれだけ美味しかったんだろう。
ユマ ドクターデッパー……こんなに大量にあると、ぜひとも味を確認したくなる。
ミナモ ジュースの缶だらけやん!なんぼ研究員でもゴミくらいほかしてほしいわ。
サチカ これ、洗濯洗剤の匂いが口の中いっぱいに広がるんだよね~!

 

謎の情熱。

個人的に好きなのはクルーズ客船ベルエモアにあるゼンの名前の暗号に対するゼンのコメント。名字嫌いすぎ。

 

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【キャサリン・フルボディ感想】女性をもっとも輝かせるアクセサリーは包丁である

※ネタバレもありますが、それよりも若干特殊な性癖について語ってます(・ω<)☆

 

キャサリンが発売した当時、私はPS3を持っていなかった。

しかし友人がキャサリンを買い、そのプレイを眺めていたので大まかなストーリーは知っている。

パズル部分は軽く触ったことはあるが、難しすぎて自分には無理だと感じた。

というよりそもそもの難易度が高く、EASYモードすらクリアできない人が続出したため、急遽新難易度パッチが配布されるほどだった。これだからアトラスは(歓喜

今回のキャサリン・フルボディは新ヒロインの追加だけではなく、パズルの難易度も大幅に調整され、saftyが新たに追加された。

それならばアクションが苦手な私でもクリアできるだろうと、早速購入。

流石に過去の教訓をよく活かしている。パズルや制限時間のあるゲームが苦手な私でもあっさりクリアできた。

ストーリーについてはほとんど知っていて、客の悩みを解決しないとバーの客が減っていくことはわかっていたので、必死に駆け回った。

確かトッド本部長が最初に死ぬはずだったので、彼には積極的に声をかけた。しかも本部長が死ぬとアーチーの悩みを解決したとしても彼も死んでしまうはずだ。

結果、新キャラ含めて全員生存させることができた。最初はルート分岐を気にせずプレイした結果、Kキャサリン結婚エンドだった。

2周目はeasyに難易度を変更し、リンルートを目指した。リンルートへの道は懺悔室の質問にあると予想できていたので、簡単に進むことができた。

しかし、追加ストーリートンデモだなぁ。いや、今までもトンデモだったけどさらに超えてきたなぁ、と。ジョニーの運命の相手でめちゃくちゃ笑った。気を確かに持て。

追加要素で過去の思い出見れるのがいいね。高校時代のKキャサリンかわいい。

今はエンディング回収の息抜きにバベルに挑戦しては何度もジョーカーを奈落の底へ落としてるよ。アルターすらクリアできねぇ。

そしてずっと気になっていた、ある意味このゲームで一番の盛り上がりポイント、修羅場シーン。控えめに言って最高だった。

既存の修羅場シーンも含めて、このゲームの修羅場は本当に素晴らしい。これから修羅場について熱く語るね。

 

女の子をもっともかわいく魅せるアイテムって何だと思う?

私は絶対包丁だと思ってるんですよ。次点で斧。

このゲームの修羅場には両方出てくるから素晴らしい!そしてみんな大好きホラーの定番チェーンソーも!最高!

包丁のいいところは、日常の延長線上にあるところですよ。拳銃とか刀とか、どうしても非日常感が否めないでしょ?

それに比べて包丁って日常的に使うものだし、特に女性がよく使うものでもある。

そして非力な女性でも振り回せる使いやすさ、そして凶器としての致死性。どれを取っても女の子と相性が良すぎる。

エロゲのヤンデレキャラによくある表情をしながらじゃなくて、まるで化粧道具やスマホのようにごく自然に取り出すのが特に可愛いと思うの。Cキャサリンもさらっと出したでしょ?

そして斧。振り回しやすさは包丁に劣るけど、殺傷能力ははるかに上。包丁よりも明確な殺意を感じるよね。

斧のゴツさと女の子の華奢さのギャップがたまらない。

チェーンソーは扱いにくいから完全にファンタジーなんだけどやっぱ映えるよね〜。ロリポップチェーンソー的な。

 

凶器を持ち出すに至る修羅場描写も素晴らしい。

なにが素晴らしいかって言ったらやっぱりリアリティ。

Cキャサリンに散々好き勝手言われたKキャサリンが突然立ち上がって後ろ手でシンクを探る描写。

普通包丁探すならシンク下の収納扉裏とかを真っ先に探すよね?

そうしないのは、Kキャサリンは普段からヴィンセント宅を出入りしていて、ヴィンセントがよくシンクに包丁を置きっぱなしにしていることを知っているから。

最初は悟られないようにこっそり探しているのにだんだん探し方が雑になって蛇口に腕が触れて動かしてしまったり、最終的に見つからないとわかってシンクを拳で叩く。見事にイライラを描写してるよね。

そもそもどうして包丁を探すに至ったのか?

それはCキャサリンによる圧倒的「マウント」取り。

Kキャサリンは美人だけど若さは劣るし、妊娠のこともあって性生活に不安もある(妊娠中に浮気する男って多いらしいよ。もげればいいのにね)

そこをCキャサリンは的確に攻めてくるよね。さらに、Kキャサリンが彼女にマウントを取れる「付き合いの長さ」すら、「コーヒーに入れる砂糖の数を把握していることをさりげなくアピール」することによって打ち砕いているし。

これはKキャサリンブチギレ案件ですわ。

……でもこの修羅場は実は夢で、ヴィンセントの心が作り出したものなんだけどね。

(Cキャサリンやマスターの介入はあったかもしれないけど)

実際のKキャサリンはそんなことしない大人の女なんだ。リンルートではさっぱり別れて友達に戻ってくれるし、すごくいい女。

つまりヴィンセントが無意識に彼女を恐ろしいと思い込んでるってこと。失礼極まりないね。

 

新修羅場も良かった〜。

隣の部屋からピアノの音が聞こえるので、見に行ったらピアノに座ったまま刺されてて死体が鍵盤を押していた、っていう描写はホラーの定番ではあるけどやっぱりいいよね〜。

ヴィンセントを見つけた時に包丁を持ち替えるのもいいね。包丁の持ち方を変える=ヴィンセントを殺しやすい持ち方にしたってことだからね。

自分の部屋に逃げたら何故かKキャサリンがいるんだけど、怒り狂ってるわけじゃなくて、むしろ冷静なの。

そして重量のある斧をためらいなく一気に振り下ろす。逆光で表情をわかりにくくしてるのもいいよね。

そのあとはヴィンセント放ったらかしで血みどろキャットファイトに発展するんだけどね。

もういっそリンも参加してみんなでヴィンセント断罪しようぜ。ヴィンセントって浮気クズやし別にいいっしょ。

 

なんの話してたっけ?

修羅場って最高のエンターテイメントだよねって、話だっけ?

うん、そういうこと。

みんなもキャサリン・フルボディで最高の修羅場を体験しよう!

 

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【ザンキゼロ】日数経過時のキャラ一言コメントまとめ

暇なのか私は?

個人的に気になったから調べたけど、どこにも載せないのもったいないから載せる。同人誌作るときの参考にでもしてね。

ちなみに添い寝コメントとかその他のセリフは設定資料集に載ってるから載せない。そっちが知りたい人は資料集買ってね。

今となってはソフトより資料集の方が高いけど。

 

キャラ 成長度合 セリフ
ハルト 幼年期 う、メガネがズリ落ちてくる。
ハルト 幼年期 僕の腕、プニプニだな…
ハルト 幼年期 幼年期の終り、か。
ハルト 幼年期→青年期 ぐッ…大人に戻った…ぞ。
ハルト 青年期 大人の方が、道具は扱いやすい。
ハルト 青年期 死を経験し、僕は強くなっていく。
ハルト 青年期 青年は廃墟を目指す…
ハルト 青年期 青年の期間が延びたみたいだな。
ハルト 青年期→壮年期 ハァ…ハァ…中年。折り返しだな。
ハルト 壮年期 ヒゲを剃りたくなってきた。
ハルト 壮年期 ペンは剣より…ここじゃ戯言だ。
ハルト 壮年期 少しお腹が出てきたような?
ハルト 壮年期 うん、だいぶ長生きできたぞ。
ハルト 壮年期→老年期 あぅ…クソ…老化していく…!
ハルト 老年期 シワの数だけ経験が…増えたらね。
ハルト 老年期 今日で寿命が尽きる。急がないと…
リョウ 幼年期 小さいといろいろ潜り込めるぜー?
リョウ 幼年期 体が幼いと、心も幼くなるよな!
リョウ 幼年期 オレもスカート穿いてみてー。
リョウ 幼年期→青年期 痛ってぇ…大人になるってツライぜ…
リョウ 青年期 1日でも長生きできるほうがマシか。
リョウ 青年期 締まり具合は、この体が一番だな。
リョウ 青年期 あー、ずっと今のオレでいたい。
リョウ 青年期 若い体を満喫しとかねーとな!
リョウ 青年期→壮年期 ひぃ…オッサンになっちまった…
リョウ 壮年期 なかなかヒゲ似合うじゃん、オレ。
リョウ 壮年期 青年より縄の締まりがキツイか?
リョウ 壮年期 あれ、もう1日あったっけ?
リョウ 壮年期 老化に合わせた服も欲しかったぜ。
リョウ 壮年期→老年期 がぁ…高齢化にも…ほどがあんだろ!
リョウ 老年期 頭が涼しいってばよ!グスン…
リョウ 老年期 クソ…今日で死ぬのかよォ…!
ゼン 幼年期 子供らしく暴れてあげるよ。
ゼン 幼年期 あっはは、帽子がブカブカだよ。
ゼン 幼年期 この体じゃ土を起こすのも大変だ。
ゼン 幼年期→青年期 ふぅ…やっと元の体に戻れた。
ゼン 青年期 今日も青年でいられるみたいだ。
ゼン 青年期 ちょっと暴れたい気分だよ。
ゼン 青年期 狩りは得意さ。獣でも人でもね?
ゼン 青年期 さあ働こうか。老後のために。
ゼン 青年期→壮年期 ぐうッ…老化現象…か。
ゼン 壮年期 老いる前に狩れるだけ狩っとこう。
ゼン 壮年期 見た目と中身のギャップが笑える。
ゼン 壮年期 中年の体って案外しぶといんだ。
ゼン 壮年期 あと1日この体か。助かるね。
ゼン 壮年期→老年期 ちッ…気に入らないね、この顔…
ゼン 老年期 最終日か。次の体が楽しみだよ。
ゼン 老年期 さっさと死んだ方がマシかな?
マモル 幼年期 腕白でもいい、たくましく育つよ。
マモル 幼年期 はっはっは!小さな象さんだ。
マモル 幼年期 目線が違うと世界も違うねえ。
マモル 幼年期→青年期 あぐッ…痛みに耐えるのも愛さ…
マモル 青年期 以前と筋肉量は変わらないみたいだ。
マモル 青年期 今日はチートデイにしておこう。
マモル 青年期 重い物は青年のボクに任せてくれ。
マモル 青年期 リミットが延びたようだね。
マモル 青年期→壮年期 ぐぅ…オジサン参上だ…
マモル 壮年期 無駄でも筋トレは欠かさないよ。
マモル 壮年期 老化を知ろうか?はっはっは!
マモル 壮年期 みんなの愛で寿命が延びたよ。
マモル 壮年期 どんとこい老化現象。
マモル 壮年期→老年期 やれやれ…老いてからが勝負さ…
マモル 老年期 老いては益々さかんなるべしってね。
マモル 老年期 今日で最後だ。みんな愛してるよ。
リンコ 幼年期 ふふ、この子供服かわいい。
リンコ 幼年期 子供を狙う敵もいるのかな?
リンコ 幼年期 花が咲くまでもう少し…
リンコ 幼年期→青年期 あぐ…今日から、大人の体…
リンコ 青年期 花の命は短いです……なんて。
リンコ 青年期 昔の傷跡は残るんだなぁ…
リンコ 青年期 大切にされると、花も長持ちするの。
リンコ 青年期 ちょ、ちょっと汗臭いかな…?
リンコ 青年期→壮年期 わ…私がおばさんに…なっても…
リンコ 壮年期 枯れた部分は切るほうがいいんです…
リンコ 壮年期 クンクン…これ加齢臭…?
リンコ 壮年期 ちょっと体が固くなったかも。
リンコ 壮年期 今を精一杯、生きなくちゃ。
リンコ 壮年期→老年期 うぐ…自分じゃなくなるみたい…
リンコ 老年期 できるだけ足手まといには…
リンコ 老年期 今日が寿命の日。怖いよ…
ユマ 幼年期 …体が軽くて歩きにくい。
ユマ 幼年期 …召しませ、幼児体形。
ユマ 幼年期 …どうしてお腹が減るのかな。
ユマ 幼年期→青年期 …あ、安定の…太ましさ。
ユマ 青年期 …みんながんばれ。
ユマ 青年期 …たゆんたゆん…のお腹。
ユマ 青年期 …今なら出せるかも、会心の一撃
ユマ 青年期 ガンガンいこうぜ
ユマ 青年期→壮年期 …じ、熟年の…魅力。
ユマ 壮年期 …お母さまの歳を越えたかしら。
ユマ 壮年期 …探索するなら今日中にお願い。
ユマ 壮年期 …いろいろやろうぜ。
ユマ 壮年期 …いのちだいじに。
ユマ 壮年期→老年期 …お、お年寄りは…大切に。
ユマ 老年期 …老人でも歯があるのが救い。
ユマ 老年期 …今日が最後の晩餐ね。
ミナモ 幼年期 子供やとお通じがええ気がする。
ミナモ 幼年期 我ながら、肌モチモチや~。
ミナモ 幼年期 ふふ、ちっこくて可愛いやろ?
ミナモ 幼年期→青年期 いてて…ス、スタイル抜群やろ?
ミナモ 青年期 ウチがしっかりしんとな。
ミナモ 青年期 狩りと料理ならウチの出番や。
ミナモ 青年期 よし、まだ若い見た目のままや!
ミナモ 青年期 母親譲りの髪、ウチの自慢やねん。
ミナモ 青年期→壮年期 つぅ…慣れんなあ、この痛み…
ミナモ 壮年期 まだ胸は…垂れてへんな。
ミナモ 壮年期 今のウチ、警部って顔やな。
ミナモ 壮年期 むむ、目の小ジワが気になる…
ミナモ 壮年期 ハァ…髪が抜けてくねん…
ミナモ 壮年期→老年期 あぎッ!体がしぼ…む…ッ。
ミナモ 老年期 すっかり白髪のおばあちゃんや。
ミナモ 老年期 残り1日、みんな後は頼むで…!
サチカ - モモのお風呂だ~…あれ?夢?
サチカ - 今日も1日がんばろう~!
サチカ - 分かれ道は両方行こう!
サチカ - いつか大きなお船を作るんだ。
サチカ - あははっ、体が汗でベトベトだ~。
サチカ - 待って、今マッピングしてるの!
サチカ - もう1日経っちゃった!
サチカ - 夢に男の子が出てきたよ。誰だろ?
サチカ - 右手からビーム出たらいいのにね!
サチカ - ラクタでもサチカの宝物!
サチカ - これは私の冒険でもあるんだよ。
サチカ - どうしてサチカ、みんなと違うの?
サチカ - ふふ…おんぶされてもいいよ。
サチカ - 昨日ね、流れ星を見たの。
サチカ - サチカはオトナ?それともコドモ?
サチカ - あ、チョウチョだー!

 

改めて言うけど、暇なのかな?

 

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